1級建築士 資格・試験ガイド
1級建築士について
建築士は、建築士法によって定められている設計から工事監理までをすべてにわたって行う専門家で、1級建築士、2級建築士、木造建築士があります。 1級と2級は建物の規模と構造の差で区別されています。
木造の建築物の場合、1級建築士でなければならないものは、「延べ面積が1,000m2を超え、かつ2階以上のもの」、「高さが13mを超えるもの」、「軒の高さが9mを超えるもの」、1級建築士または、2級建築士でなければならないものは、「延べ面積が300m2を超えるもの」、「3階以上のもの」、1級建築士・2級建築士・木造建築士でなければならないものは、「延べ面積が100m2を超えるもの」とされています。
学校や病院、百貨店などの大型建築物で延べ面積が500m2を超えるものは1級建築士でなければなりません。
建築士の主な仕事は、建築物の設計と工事監理。その他、建築の確認申請や建築物の調査鑑定など、建築に関するさまざまな業務があります。
建築士の多くは、建築設計事務所や建設会社に勤務しており、おもに設計業務や工事監理あるいは現場監督などの仕事に従事しています。そうした会社勤務の場合、資格手当などがつくなど収入面で優遇されています。独立して設計事務所を経営する場合は、設計報酬はだいたい総工事費の10%弱となっています。
【建設業法の一部改正について】
平成18年12月20日に公布された「建築士法等の一部を改正する法律」(法律第114号)により建設業法の一部が改正され、監理技術者資格者証及び監理技術者講習の受講(講習修了証)が必要な工事が拡大されました。
将来性とメリット
建築士は、建築関係資格の頂点に立つハイグレードなライセンス。社会的なステータスも非常に高く、職業的にも極めて安定しています。建築物の大規模化・機能設備の複雑化に伴い、活躍の場は今後もますます広がっていくと思われます。実力次第では高収入も期待できます。
また1級、2級いずれの場合も、土地家屋調査士や技能士といった他の建築関係資格を取得する際に、試験の一部免除などの優遇措置が受けられます。
平成24年度 1級建築士 試験情報
実施要項
| 願書 配布 |
受付場所における 受験申込書の配布 |
平成24年4月23日(月)〜5月14日(月) |
|---|---|---|
| 申込 受付 |
インターネット受験申込 | 平成24年4月16日(月)〜4月26日(木) |
| 受付場所における受験申込 | 平成24年5月7日(月)〜5月14日(月) | |
| 学科 試験 |
試験日 | 平成24年7月22日(日) |
| 合格発表日 | 平成24年9月4日(火)予定 | |
| 設計 製図 試験 |
課題発表 | 平成24年7月20日(金)頃 |
| 試験日 | 平成24年10月14日(日) | |
| 合格発表 | 平成24年12月20日(木)予定 | |
| 受験手数料 | 19,700円 | |
受験地
受験は、全国47都道府県の指定された試験会場となります。
試験時間
受験は、全国47都道府県の指定された試験会場となります。
| 学科試験 | 学科I(計画)・学科II(環境・設備) | 9:45〜11:45 |
|---|---|---|
| 学科III(法規) | 12:55〜14:40 | |
| 学科IV(構造)・学科V(施工) | 15:10〜17:55 | |
| 設計製図試験 | 11:00〜17:30 | |
試験内容
●学科試験
- 学科I (建築計画、建築積算等)
- 学科II (環境工学、建築設備(設備機器の概要を含む。)等)
- 学科III (建築法規等)
- 学科IV (構造力学、建築一般構造、建築材料等)
- 学科V (建築施工等)
●設計製図試験
- 与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について、設計図書の作成を求めて行う。
- 設計製図の課題は、あらかじめ公表する。
- 構造設計及び設備設計の基本的な能力について、記述、図的表現等を求めて行う。
(注)試験の内容については、中央建築士審査会の審議結果によっては、変更される場合があります。
試験形式
●学科試験
- 学科I(計画):20問
- 学科II(環境・設備):20問
- 学科III(法規):30問
- 学科IV(構造):30問
- 学科V(施工):25問
4枝択一マークシート方式
●設計製図試験
従来の設計課題に加え、記述・図的表現などの手段により、構造設計や設備設計の基本的な能力を確認する出題を行います。
●「学科の試験」の免除
平成21年以降の「学科の試験」の合格者は、申請により、「学科の試験」に合格した一級建築士試験に引き続いて行われる次の2回(従来は1回)に限り、「学科の試験」が免除されます。したがって、平成21年及び平成22年の「学科の試験」の合格者は、申請により、平成23年の「学科の試験」は免除されます。
試験データ
| 申込受付 | 種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 23年度 | 学科 | 32,843人 | 5,171人 | 15.7% |
| 製図 | 11,202人 | 4,560人 | 40.7% | |
| 22年度 | 学科 | 38,476人 | 5,814人 | 15.1% |
| 製図 | 10,705人 | 4,476人 | 41.8% | |
| 21年度 | 学科 | 42,569人 | 8,323人 | 19.6% |
| 製図 | 12,545人 | 5,164人 | 41.2% | |
| 20年度 | 学科 | 48,651人 | 7,364人 | 15.1% |
| 製図 | 9,935人 | 4,144人 | 41.7% | |
| 19年度 | 学科 | 43,566人 | 4,936人 | 11.3% |
| 製図 | 7,501人 | 3,705人 | 49.4% |
備考
一級建築士試験は、「学科の試験」と「設計製図の試験」について行われますが、「設計製図の試験」は、「学科の試験」に合格しなければ受験することができません。
また、一級建築士試験において「学科の試験」に合格した者は、本人の申請により、翌々年まで本年の試験における「学科の試験」が免除されます。したがって、「学科の試験」からの受験と、「設計製図の試験」のみの受験があり、それぞれ受験申込み手続きが異なり、別々の受験申込書が定められていますので注意してください。












