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試験のポイント

平成29年 2級建築士 学科試験概要

総評

一般受験者及び学院生の4科目の平均点では、計画・構造・施工はやや易しく、法規がやや難しいという結果となっています。全体的に昨年の試験と比べて平均点はほぼ同じとなり、昨年に引き続き、やや易しい試験であったと思われます。

平成24年~平成28年の合格基準点(各科目・総得点)及び合格率は、次の通りです。

合格基準点 合格率
(全国)
計画 法規 構造 施工 合計
平成28年 13 13 13 13 60 42.3%
平成27年 13 13 13 12 59 30.1%
平成26年 13 13 13 13 60 37.9%
平成25年 13 12 13 11 58 28.3%
平成24年 13 13 12 13 60 33.0%

本年は昨年に続き、学院分析では高い平均点となっています。昨年は、科目基準点・総得点ともに合格基準点に補正はなく、合格率が極めて高い(42.3%)結果でした。過去、同じような平均点では、平成22年・平成23年が該当し、この時も合格基準点の補正はなく全国の合格率は、39.4%・38.2%でした。

過去の合格率は、28.3%~42.3%まで幅広い変動がありますが、今年は、補正がなければ30%台後半から40%台前半の高い合格率と予想されます。

なお、合格基準点については、正式には8月22日(火)(予定)合格発表を待たなければわかりません。

各科目の出題構成

試験内容は昨年とほぼ変わらない内容でした。

《計画》問題構成
建築史2、環境工学8、各論8、設備7【H28:建築史2、環境工学8、各論8、設備7】
《法規》問題構成
建築基準法20(単体規定11、集団規定等9)、建築士法2、関係法令3 【H28:建築基準法20(単体規定12、集団規定等8)、建築士法2、関係法令3】
《構造》問題構成
力学6、各部構造13、材料6 【H28:力学6、各部構造13、材料6】
《施工》問題構成
施工計画4、各部工事17、地盤調査1、積算1、用語・機械1、契約1 【H28:施工計画4、各部工事18、積算1、用語・機械1、契約1】

各科目の難易度

問題の内容については、近年定番化しつつある「問題文の長文化」、「計算問題」が多く、解答を導き出すのに多少手間のかかる出題でした。

ただし、計画は近年になく、解答し易い内容であったため、法規に時間を十分にかけることができ、法規も解答しやすかったと思われます。構造・施工は全体的に解答枝については、過去問題が主体となっており、その対策をしっかり行っていれば、高得点が狙えた試験でした。

各問題の正答率から問題の難易度をA(易しい)、B(標準)、C(難しい)の3つのランクに分類し、 平成28年の結果と比較し、各科目の難易度を確認してみます。

一般生正答率データ(平成28年⇒平成29年)
ランク 問数 Aランク(70%以上) B(50%以上70%未満) C(50%未満)
計画 25 6問⇒10問 15問⇒9問 4問⇒6問
法規 25 6問⇒2問 14問⇒17問 5問⇒6問
構造 25 5問⇒5問 14問⇒12問 6問⇒8問
施工 25 10問⇒10問 10問⇒8問 5問⇒7問
合計 100 27問⇒27問 53問⇒46問 20問⇒27問

100問中、Aランクの易しい問題が昨年と変わらず、Bランクの標準問題が昨年より7問減少、Cランクの難しい問題が7問増加しました。全体として昨年と比べ、一般生から見るとやや難しいということがわかります。

各科目の得点状況は、下記の通り。

  • 計画:Aランクが増加したため、易しい試験でした。
  • 法規:Aランクが減少し、Bランク・Cランクが増加しているため、やや難しい試験でした。
  • 構造:B・Cランクで多少の入れ替えがありますが、例年並みの標準的な難易度でした。
  • 施工:B・Cランクで多少の入れ替えがありますが、Aランクが最も多いので、比較的易しい試験でした。
  • 計画
  • 法規
  • 構造
  • 施工
  • 4科目合計

試験分析結果から今後の対策

今年は、過去問題が主体であり、各科目で得点を稼ぎやすい試験でした。このような試験では、取りこぼしが致命傷となる場合があります。特にAランクは、確実に得点できるように繰り返し学習をし、過去問題対策をしっかり行うことが最も重要です。

また、Bランクの標準問題を得点できるかどうかが、合否を分けることになります。Bランクの標準問題ほど『学習の量と質』の差が出やすく、暗記だけでなく内容を正しく理解し応用力を身につける学習をする必要があります。

各科目の出題ポイント

各科目の特徴的な問題及び得点較差がつきやすい問題を科目別に整理しました。

学科Ⅰ 計画

例年に比べ、易しい問題であった
  • 建築史からは、「日本建築史」「近代・現代建築史」の2問出題され、やや難しい問題でした。
  • 環境工学は8問出題されました。No.3「用語・単位組合せ」やNo.5「伝熱」は、目新しい問題となり、戸惑った受験生も多くいたことと思われます。ただし、それぞれの「公式」や「断熱材による温度変化」など、過去問題対策をしっかりおこなっていれば対応可能な問題なので、それぞれ、もう1ランク上の正答率を出したい問題でした。
  • 計画各論では、No.12「集合住宅」が新規問題で構成されていましたが、常識で解答できる問題でした。No.13「事務所ビル」について難易度が高く、それ以外の問題は、既出の解答枝が多く、解答は絞りやすかったと思われます。
  • 建築設備では、過去に既出の枝が多く出題されており、比較的解答を絞りやすい問題が多かったと思われます。
出題項目と難易度ランク

※ランク:A(易しい問題:正答率70%以上)、B(標準問題:正答率50%以上70%未満)、C(難しい問題:正答率50%未満)

NO 2017年 2016年
問題項目 難易度 問題項目 難易度
1 日本建築史 C 西洋建築史 B
2 近代・現代建築史 B 日本建築史 C
3 環境工学融合(用語・単位) C 環境工学融合(用語・単位) A
4 室内環境 A 結露 C
5 伝熱(図解問題) C 伝熱 B
6 温度・湿度(空気線図) B 換気 B
7 日照・日射 B 日照・日射・採光 C
8 採光・照明 B 色彩 C
9 B B
10 屋外気候 C 屋外気候 B
11 住宅(独立住宅含) A 住宅(独立住宅含) A
12 集合住宅 A 集合住宅 A
13 商業建築(事務所) C 商業建築(事務所) A
14 教育施設等 B 公共建築(美術館) A
15 公共建築等融合 A 公共建築(福祉施設) B
16 寸法設計・面積・規模 A 計画一般 B
17 高齢者等への配慮 B 高齢者等への配慮 B
18 地域計画 A 建築生産 B
19 建築設備用語 C 建築設備用語 B
20 空気調和設備 A 空気調和設備 B
21 空気調和設備 A 空気調和設備 B
22 給排水衛生設備 A 給排水衛生設備 B
23 電気設備 A 電気設備 B
24 照明 A 防災・消防設備 B
25 設備融合・他
(環境・省エネ・維持管理)
B 設備融合・他
(環境・省エネ・維持管理)
A
特徴的な出題

特徴のある問題、正答率較差(学院生・一般生)のついた問題。

NO.3:用語

単位についての組合せで、これまでにない出題形式。正答率較差は、17.8%。各要素は過去に出題された内容なので、過去問題対策で差がつく問題である。

NO.9:音

5枝すべて過去に出題された問題。正答率較差は、18.1%。正解枝は音圧レベルの基本的内容で、H21年・H22年・H26年で正誤を逆転させて出題された定番問題である。

NO.14:公共建築融合

教育施設等に関する問題で、5枝すべて過去問題で構成。正答率較差は、18.6%。解答枝1「レファレンスコーナー ⇒ ブラウジングコーナー」は、H24年に正解枝として出題された問題である。

NO.18:まちづくり

正答率較差は、13.2%。枝5において新規問題が出題されており、誤解答を選択してしまう傾向があった。ただし、正解枝2「ラドバーン方式」は、H23年・H24年・H27年で正誤を逆転させて出題された定番問題である。

NO.24:照明設備

正答率較差は、12.7%。5枝すべて過去に出題された問題。正解枝3「色温度」は、H19年・H25年で正誤を逆転させて出題された定番問題である。

学科Ⅱ 法規

法改正問題が多く、やや難しい問題であった

今年は、近年の法改正にからむ問題が多く、また、それが解答枝となる問題が多いという最新の法令集でなければ高得点を出すことができないのが大きな特徴です。

  • 単体規定では、総則4問、一般構造2問、構造強度2問、防火・避難3問、基準法融合1問の出題で、「面積・高さ等の算定」や「採光(計算問題)」が計算問題として平成24年以来の出題となりました。
    また、近年の法改正の内容である「幼保連携型認定こども園」に関する問題が、No.2「確認申請」、No.10「避難施設等」で出題され、さらに「土台及基礎」・「エキスパンションジョイント」・「特定天井」に関する問題がNo.7「構造強度融合」、「強化天井」に関する問題がNo.9「防火区画等」で出題されました。
    これらは解答枝にからむ問題も多く、比較的得点しづらい問題でした。
    目新しい問題では「確認申請書に添付する図書」などが建築基準法施行規則からの単独問題として初めて出題されました。
  • 集団規定等では、道路1問、用途地域2問、延べ面積・容積率融合1問、建ぺい率1問、高さ制限・日影規制2問、防火・準防火地域1問が出題されました。ここでは、標準的な問題が中心でした。
  • 関係法令では、「建築士法」の出題が2問と「関係法令融合」の出題が3問となりました。建築士法では、近年の法改正である「延べ面積300m2超の場合の書面による契約締結の義務」が出題され、やはり、解答枝にからみ、やや得点しづらい問題でした。
出題項目と難易度ランク

※ランク:A(易しい問題:正答率70%以上)、B(標準問題:正答率50%以上70%未満)、C(難しい問題:正答率50%未満)

NO 2017年 2016年
問題項目 難易度 問題項目 難易度
1 面積・高さの算定 C 用語の定義 B
2 確認済証の交付 B 確認済証の交付 B
3 手続き融合 B 手続き融合 B
4 一般構造融合 B 一般構造融合 A
5 採光計算 B 一般構造等(石綿) A
6 構造強度(木造) B 構造強度(木造) A
7 構造強度融合その他 B 構造強度融合その他 A
8 確認申請書の添付図書 B 構造強度融合その他 B
9 防火区画等 B 避難規定(避難安全検証法含) B
10 避難施設等 B 防火区画等 B
11 内装制限 B 内装制限 B
12 道路 B 道路 C
13 用途地域 A 用途地域 B
14 用途地域 B 用途地域 B
15 延べ面積・容積率融合 B 容積率(計算問題) B
16 建ぺい率(計算問題) C 建ぺい率・容積率 B
17 防火地域・準防火地域内 B 高さの制限 C
18 高さの制限・日影規制 C 高さの制限(計算問題) C
19 高さ制限(計算問題) C 防火地域・準防火地域内 A
20 雑則・その他 A 雑則・その他 C
21 建築士法 C 建築士法 A
22 建築士法(事務所) C 建築士法(事務所) A
23 関係法令融合 B 関係法令融合 C
24 関係法令融合 B 関係法令融合 B
25 関係法令融合 B 関係法令融合 B
特徴的な出題

特徴のある問題、正答率較差(学院生・一般生)のついた問題。

NO.2:確認申請

法改正問題(枝2)、新規問題(枝5)、過去問題(枝1・3・4)で構成された問題。枝1の「幼保連携型認定こども園の特殊建築物の判断」の目新しさで、68.0%の正答率であった。ただし、「特殊建築物」を見抜けば定番問題なので、Aランクとしたい問題であった。

NO.11:内装制限

正答率較差は、18.7%。過去問題(枝1・枝3~5)、類似問題(枝2)で構成された問題。枝4の「住宅の火気使用室」において、誤解答(10.6%)する傾向もあった。ただし、H27年と同じ表現で誤りの枝として出題されている。過去問題対策で十分解答できるので、Aランクとしたい問題であった。

NO.12:道路

正答率較差は、19.3%。新規問題(枝1・2)、過去問題(枝3・4)で構成された問題。解答枝5(52.8%)は、少し表現が変化した過去問題である。目新しい問題の枝1において誤解答(21.2%)する傾向があったが、集団規定の本質(都市計画区域内等のみの規定)を理解し、その地域外において、「道路」の規定は適用しないことが理解できていれば迷わない問題であった。

NO.21:建築士法

正答率較差は、19.3%。解答枝5(44.8%)が近年の法改正「延べ面積300m2超の場合の書面による契約締結の義務」であった。その他は新規問題(枝1・枝3)と過去問題(枝2・枝4)で構成されていた。ここでは、枝2・3・4で、それぞれ10%以上の誤選択があり、解答を絞りきれない様子が見て取れた。法改正を意識していれば難なく解答できる問題であったので、少なくてもBランクとしたい問題であった。

学科Ⅲ 構造

昨年と同レベルで、標準的な難易度であった
  • 構造力学は、過去問題対策の知識で十分対応できる内容でした。しかし、No.2の「応力度・許容応力度」は、公式を整理しきれていない、等分布荷重に苦手意識があるといった状態で臨んでしまった人には難しく感じられたようです。同様に、No.4の「スリーヒンジラーメンの応力」は、スリーヒンジの特性をしっかり理解できていれば難なく解ける問題でしたが、そうでない場合には手間取ってしまったように思われます。
  • 一般構造は、目新しい図問題や多少新規問題があったものの、それ以外については、スタンダードな選択枝がほとんどでした。したがって、解答枝は絞り易くなっていたと考えられます。しかしながら、新規問題の選択枝を含む問題においては、学習した部分に対しても判断が揺らぐ傾向がみられました。No.12「木質構造(構造設計)」、No.17「鉄骨構造(接合部)」、No.19「耐震設計」については、もう少し正答率を伸ばしたいところでした。
  • 建築材料は、おおむね過去問題対策で対応できる内容でした。しかし、数値や単語などの細かいところを問われたため、学習量で差が出てくる分野でした。特に、No.24「ガラス」では、線入り板ガラスは防火ガラスにはならないということを押さえられているかどうかが大きなポイントとなりました。
出題項目と難易度ランク

※ランク:A(易しい問題:正答率70%以上)、B(標準問題:正答率50%以上70%未満)、C(難しい問題:正答率50%未満)

NO 2017年 2016年
問題項目 難易度 問題項目 難易度
1 断面の性質 B 断面の性質 A
2 応力度・許容応力度 C 応力度・許容応力度 C
3 静定ばりの応力 B 静定ばりの応力 B
4 スリーヒンジラーメンの応力 C 静定ラーメンの応力 B
5 静定トラスの応力 B 静定トラスの応力 C
6 座屈長さ B 弾性座屈荷重 B
7 荷重・外力融合 A 荷重・外力融合 C
8 設計用地震力 B 風圧力・地震力 B
9 地盤・基礎構造融合その他 A 地盤・基礎構造融合その他 A
10 木質構造(各部構造) A 木質構造(各部構造) A
11 木質構造(耐力壁) B 木質構造(構造設計) B
12 木質構造(構造設計) B 木質構造(接合法) C
13 壁式鉄筋コンクリート造 B 壁式鉄筋コンクリート造 B
14 鉄筋コンクリート構造(構造設計) B RC構造(構造設計) C
15 鉄筋コンクリート構造(各部構造) C RC構造(各部構造) B
16 鉄骨構造(構造設計) B 鉄骨構造(構造設計) C
17 鉄骨構造(接合部) C 鉄骨構造(接合部) B
18 構造計画 A 構造計画 B
19 耐震設計 C 耐震設計 B
20 木材・木質系材料 B 木材・木質系材料 A
21 セメント・骨材・コンクリート A セメント・骨材・コンクリート B
22 セメント・骨材・コンクリート B セメント・骨材・コンクリート B
23 金属材料 C 金属材料 A
24 ガラス C 材料融合その他 B
25 材料融合その他 C 材料融合その他 B
特徴的な出題

特徴のある問題、正答率較差(学院生・一般生)のついた問題。

NO.6:座屈長さ

3年連続同じ形の図問題であるが、最終的に求める値が異なっている。本年とH27は「座屈長さの大小関係」、H28は「弾性座屈荷重の大小関係」となっている。具体的な違いは、最終的に出てくる値の大小関係の不等号が逆転することである。以上により、過去問題を整理しながら着実に理解しておくことがいかに重要かが明らかとなった出題であった。したがって、結果はBランクとなっているが、何としてもAランクとすべき問題であった。

NO.8:設計用地震力

すべての選択枝が過去問題の頻出問題である。正答率較差は17.6%。地震層せん断力係数に関する係数についてであり、反復学習ができていれば、必ず得点できる問題であった。

NO.16:鉄骨構造(構造設計)

枝2が類似問題、枝5が新規問題であるものの、解答枝である枝3が定番問題であるため、迷わず正答できる問題であった。正答率較差は20.6%。根巻形式柱脚についての規定値を暗記できていたかが勝敗を分けた。

NO.20:木材・木質系材料

枝3のシロアリに関しては約10年ぶりの出題であるものの、選択枝はすべて過去問題で構成されている。正答率較差は14.9%。いずれも木材の性質として基本的な内容であるため、一つひとつ理解しておくべき問題であった。

学科Ⅳ 施工

昨年と比較して、得点しやすい問題であった

今年の傾向として昨年より新規枝が少なく、過去の解答枝の内容がしっかり理解できていれば容易に解答を絞り込むことができたと思われます。その結果、比較的易しかったと思われます。

  • 現場管理では4年連続で「産業廃棄物」が出題され、時事的な内容が毎年問われるようになりました。
  • 各部工事では、「コンクリート工事」、「鉄骨工事」、「木工事」がそれぞれ2問、仕上工事では「左官工事、タイル工事及び石工事」、「建具・ガラス工事、内装工事」が融合でそれぞれ1問、その他として「改修工事」が1問出題されました。
出題項目と難易度ランク

※ランク:A(易しい問題:正答率70%以上)、B(標準問題:正答率50%以上70%未満)、C(難しい問題:正答率50%未満)

NO 2017年 2016年
問題項目 難易度 問題項目 難易度
1 ネットワーク工程表 A 施工計画 A
2 工事監理業務 A 渉外諸手続き B
3 現場管理(材料管理) A 現場管理(安全衛生管理) A
4 現場管理(廃棄物) B 現場管理(廃棄物) A
5 仮設工事 C 仮設工事 B
6 地盤調査 A 木造住宅の基礎工事 B
7 木造住宅の基礎工事 C 土工事・地業工事 A
8 型枠工事 A 型枠工事 A
9 鉄筋工事 C コンクリート工事 B
10 コンクリート工事 C 鉄筋工事 A
11 コンクリート工事 B コンクリート工事 C
12 鉄骨工事 A 鉄骨工事 B
13 鉄骨工事(高力ボルト接合) A 鉄骨工事 C
14 補強CB工事・ALC工事融合 B 補強コンクリートブロック工事 B
15 木工事 B 木工事 C
16 木工事 C 木工事 A
17 防水工事・屋根工事 C 防水工事・屋根工事 C
18 左官・タイル・石工事 A 左官・タイル・石工事 C
19 塗装工事 B 塗装工事 B
20 建具・ガラス・内装工事 C 建具・ガラス・内装工事 B
21 設備工事 B 設備工事 A
22 改修工事 B 改修工事 B
23 施工機械・器具 B 施工機械・器具 A
24 積算 A 積算 B
25 請負契約 A 請負契約 A
特徴的な出題

特徴のある問題、正答率較差のついた問題。

NO.12:鉄骨工事

建方における基本的な問題。正答率較差は15.2%。新規枝(枝2)を含む内容だが、解答枝4(建入れ直し)は、H19年・H26年に出題された定番問題。

NO.18:官工事、タイル工事及び石工事

正答率較差は16.9%。5枝すべて、近年、出題されている内容。セルフレベリング材が硬化するまで、通風をさけることが論点。確実に正解しなければならない問題。

NO.19:塗装工事

正答率較差は16.9%。H22年・H24年に出題された定番問題。冬期におけるコンクリート面の乾燥期間は、28日以上とする。

NO.20:建具・ガラス工事、内装工事

すべて過去問題で構成される。正答率較差は、15.2%。5枝すべて、近年、出題されている内容。H20年・H24年に出題された定番問題。直張り用接着剤の乾燥期間は、最低でも7日以上必要。

NO.21:設備工事

正答率較差は24.3%で、施工では最も較差のついた問題。5枝すべて、近年、出題されている内容。埋設管の水平間隔は500㎜以上取らなければならないという基本的内容。H21年・H23年・H26年に出題された定番問題。

今後の学科試験対策

出題内容については、基本的な問題が多く、その中でも各分野の本質を問われる問題や実務的な問題が出題されました。また、融合問題が多く出題され、資格保持者となるべく幅広い知識が要求されました。

そして、2級建築士設計製図課題を意識した問題も科目にまたがって複数出題されたことも大きな特徴です。今後も省エネ、構造強度、職業倫理、バリアフリー、さらに建築設備に関しては、省エネなど社会的な重要性が高い内容や、より設計・工事監理に関して専門的(実務的)な内容をテーマにした問題が多く出題されることが予想されます。

また、建築基準法や建築士法の法改正の問題については、複数年にわたって出題され、受験生が最新の法を意識しているか試していると思われます。したがって、その対策が今まで以上に必要となります。

以上のことから今後の対策として、過去問題の暗記だけに頼らず、次のような学習方法が重要となります。

  1. 過去の出題内容を(問題文の暗記でなく)正しく理解すること。
  2. その知識を少し掘り下げ、効率よく知識の幅を広げること。
  3. 多くの問題を解いて、応用力・解答スピードを身につけること。
  4. 時事的な問題・法改正の情報に耳を傾けること。

資格保持者として求められる資質を問う内容が、今後も出題のテーマとなるので、「暗記から理解」の学習が必要になると予想されます。ただし、2級建築士学科試験は、決して満点が必要な試験ではありません。確実に得点できる問題を1つでも多く増やし、その積み重ねで、各科目の基準点のみならず、総合点で合格基準点へ持っていくことが重要です。

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