※このテクニカル講座は、 Ver 4.00b を基に作成しております。
 

 
前回は、[外部イメージ]コマンドを使っての外部装飾部材(桁飾り・付柱)の設置の方法を解説していきました。

今回は、これらの外部装飾部材を個々に設置する方法や、これら以外の外部装飾部材の入力について解説していきます。
 


 
下図のようなプランに外部装飾部材の、「装飾窓枠」・「幕板」・「付柱」・「妻壁装飾品」を入力してみましょう。
 
<設置前>
<設置後>
 
 
 装飾窓枠
 
外部建具に「装飾窓枠」を入力します。
※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。

[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[装飾窓枠4方80、120]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
装飾窓枠を設置する建具の両柱芯をクリックし、3点目に外部方向をクリックします。
 
装飾窓枠の幅を「80」・「120」から選択します。
 
装飾窓枠の[設置高]・[建具高]を設定します。(クリックすると変更することができます)
 
※ 装飾窓枠の[枠幅]・[設置高]・[建具高]は右図のようになります。
 
 
 幕板
 
1階桁に「幕板」を入力します。
※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。

[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(幕板用)]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
幕板を設置する両端の柱芯をクリックし、3点目に外部方向をクリックします。
※ 1点目の入力位置については、次の[注意!]を参照してください。
 
幕板の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。

次に、[桁高からの高さ]を入力します。桁高からの高さは、入力している階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、1階の桁高からの高さということになります。
 


幕板は、柱芯に入力し、「壁厚/2+外壁仕上厚」の数量分、外壁側に逃がす自動入力をする処理(マクロ入力)を採用しています。そのため、出隅に入力する際は柱芯に入力すればいいですが、入隅に入力する際は、外壁側に逃がす分を想定して、「(壁厚/2+外壁仕上厚)×2」だけ柱芯からずらすことが必要になります。

 
 
次に、1階桁に「幕板の出隅」を入力します。
※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。

[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(出隅用)]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
幕板の出隅を設置する柱芯をクリックし、2点目に外部方向(設置方向)をクリックします。
出隅の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。

次に、[桁高からの高さ(上端)]を入力します。桁高からの高さは、入力している階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、1階の桁高からの高さということになります。
 
同様に、他の幕板・出隅も入力します。
 
 付柱
 
1階の装飾窓枠の上から桁までの「付柱」を入力します。
※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。

[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[外壁装飾品(付柱用)]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
付柱を設置する柱芯をクリックし、2点目に外部方向(設置方向)をクリックします。
付柱の種類を選択し、[了解]ボタンをクリックします。

次に、[桁からの高さ]を入力します。桁高からの高さは、入力している階の桁高からの高さです。1階に入力している場合は、1階の桁高からの高さということになります。

次に、[長さは?(下方向)]を入力します。長さは、先に入力した[桁からの高さ]からの下方向への長さです。
 
※ 付柱の[桁からの高さ]・[長さ]は右図のようになります。
 
同様に、他の付柱も入力します。
 
 妻壁装飾品
 
妻部分に「妻壁装飾品」を入力します。
※ 色は入力後に、[図形の属性変更]で変更できます。

[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[妻壁装飾品]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
妻壁装飾品をを設置する両柱芯をクリックし、3点目に外部方向をクリックします。
妻壁装飾品のタイプを選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
妻壁装飾品の[桁飾り]の有無、[屋根勾配]を設定します。(クリックすると変更することができます)
 
※ 妻壁装飾品の[桁飾り]・[屋根勾配]・[タイプ]は次のようになります。
 
ここで入力した外部装飾部材の色を変更する場合は、[外観立面図]や[パース]などの、[部品属性]メニューで変更してください。
 
 
 
下図のようなプランに外部装飾部材の、「コーナーストーン」を入力してみましょう。
 
<設置前>
<設置後>
 
 
[部品]メニューを選択します。
[図形の選択]ダイアログより、[外部部材]-[外壁装飾部材]-[コーナーストーン]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
コーナーストーンを設置する位置をクリックし、2点目に角度をクリックします。

※ コーナーストーンは柱芯に入力すると、壁に埋まってしまいます。[壁厚/2+外壁仕上厚]分、逃がして入力する必要があります。
数値入力を使って入力してもいいですが、壁厚によってP(ピッチ)を1/10〜1/12に設定して入力すると簡単です。

次に、[GLからの高さ]を入力します。2階以上の場合は、下階桁からの高さになります。

次に、[伸縮の長さの設定]を入力します。長さは、「340」の倍数で入力してください。コーナーストーン2個分の高さが「340」で作成されているためです。
 
同様に、他の出隅などにもコーナーストーンを入力しましょう。