濱崎先生が強力サポート!「濱崎塾」建築士試験のカリスマ講師「濱崎先生」の
無料WEBサイトサービスです。

週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)

今週の質問(2019.05.27)

外壁のタイル工事で、『目地の深さがタイル厚の1/2以下となるように目地用モルタルを充填する』とはどういう意味なのでしょうか?「目地の深さ」や「目地用モルタル」がどの部分を指すのかイメージしづらいです。

施工のタイル工事についての質問だね。これはよく間違えられる内容なので、図と一緒に確認していこう。

まず、「目地用モルタル」というのは、タイル間の目地に充填される「目地材」のことを言うんだ。図で言うと水色の箇所だね。
外壁にタイルを張り付けて、24時間程度経過した後、タイル同士の隙間(目地)にこのように目地材を充填する。これを行うことで、タイルがより剥がれにくくなるんだ。

次に、「目地の深さ」。これは、「目地用モルタル」が充填された「後」の「タイル表面から目地用モルタル表面までの深さ」のことを言うんだ。図では白の箇所だね。

目地用モルタルの充填厚さ

では、改めて質問の内容を確認してみよう。
『目地の深さはタイル厚の1/2以下となるように目地用モルタルを充填する』
…これは、「目地の深さ」をタイル厚さ×1/2以下にするには、「目地用モルタル」をタイル厚さ×1/2以上で充填する必要があるということを意味しているんだ!

外壁タイルの目地深さ

また、図からもわかるように、目地の深さ目地用モルタルの充填厚さは、タイルの厚さと等しくなるんだ。ここをポイントとして覚えておけば、お互いの関係性がわかりやすくなるぞ!
目地の深さが1/2以下なら、もう一方の目地用モルタルの充填厚さが1/2以上になるのは当然だよね!しっかりとおさえておこう!

「濱崎塾」質問募集中!!

> 質問のバックナンバー

お気軽にご相談ください

日建学院コールセンター

フリーコール0120-243-229

受付時間 10:00~17:00
(土日・祝日・年末年始を除く)

ページトップに戻る