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土木施工管理技士

2017年合格率

平成29年度 1級土木施工管理技士学科試験 合格発表

総評

 今年度の1級土木学科試験 全国合格率は、対前年11.2ポイント増の66.2%。合格者数は対前年3,476人増で22,930人でした。合格基準は39点。昨年から2点引き上げられ4年ぶりに事前公表の合格基準通りの結果となりました。
 過去10年で2番目に高い合格率でしたが、本年度の学科試験問題は、過去問ベースの出題が減り、新規問題、過去問のアレンジ問題が目立つ内容であったことから、過去問知識だけでは攻略が難しく、決して平易な試験内容ではありませんでしたので、合格された皆様には自信を持って実地試験に挑んでいただきたいと思います。

  受験者数 合格者数 合格率 合格基準
平成29年度 34,629人 22,930人 66.2% 39問以上/ 65問
平成28年度 35,340人 19,454人 55.0% 37問以上/ 65問
較差 ▲711 3,476 11.2  

※学科試験の実施詳細については、下記をご覧ください。

 合格者の年齢別は、平成22年度から7年連続で高年齢側にシフトしました。25~39歳が53.6%(H22年度は73.0%)、40~55歳以上が46.4%(H22年度は27.0%)となっており、担い手世代の減少傾向が顕著になっています。
 一方で合格者の女性割合は、平成22年度(3.0%)から7年連続で増加しており、今年度はついに5.0%(前年4.6%)に到達しました。この傾向は、国が推進する“女性が活躍できる建設業”が着実に浸透してきた証でもあり、今後の担い手確保の一手としての期待が益々高まります。

 実地試験は10月1日(日)。過去5年の平均合格率が36.7%の難関試験となります。平成27年度試験から出題形式が変更され、試験問題は経験記述(問題1)、選択問題①(問題2~6)、選択問題②(問題7~11)の構成になりました。
 指定されたテーマに沿って自身の土木施工体験を記述する経験記述は必須問題、選択問題①②は、各々5問から3問を選択して記述解答する選択問題となっています。
 記述式の解答では、自分なりの答えを文章で簡単明瞭にまとめる力が求められます。マークシート解答の学科試験とは異なる難しさがありますので、なるべく早期の受験準備をお願いします。


学科試験 実施詳細

 学科試験は四肢択一のマークシート形式で出題され、午前の問題Aは出題61問中30問の選択解答、午後の問題Bは出題35問全問必須解答と、例年通りの出題数と解答数が求められました。前年試験と比べ、出題配分(下表参照)に大きな変更はありませんでしたが、全体としては過去問ベースの出題が減り、新規問題、過去問のアレンジ問題が目立つ試験でした。

表 問題A出題配分

分野 項目 出題数 備考
H29 H28
土木一般 土工
コンクリート工
基礎工
5
6
4
5
6
4
12問を選択解答
専門土木 コンクリート構造物・鋼構造物
河川・砂防
道路
ダム・トンネル
海岸・港湾
鉄道
上下水道・地下構造物
5
6
6
4
4
3
6
6
6
6
4
4
3
5
10問を選択解答
法規 労働基準法
労働安全衛生法
建設業法
火薬類取締法
道路法
河川法
建築基準法
騒音・振動規制法
港則法
2
2
1
1
1
1
1
2
1
2
2
1
1
1
1
1
2
1
8問を選択解答
合計 61 61 61

表 問題B出題配分

分野 項目 出題数 備考
H29 H28
共通工学 機械・電気
契約・設計図書
測量
4 4 全問必須解答
施工管理 施工計画
工程管理
安全管理
品質管理
建設環境(弊社講座は施工計画に含む)
5
4
11
7
4
5
4
11
7
4
全問必須解答
合計 35 35 35

 土木一般分野(No.1~No.15)は、過去問題、新規問題、過去問のアレンジ問題の出題割合がほぼ均等でした。【No.1】「原位置試験の組合せ」は11年ぶりの出題であり、近年の出題傾向から外れた問題でしたので、難しく感じたかもしれません。コンクリート工は、【No.6】【No.7】「材料」で新規問題が出題されたことや、新規肢含むアレンジ問題である【No.11】「鉄筋の継手」あたりが難易度を高めた様相です。素直な出題が多かった基礎工の問題はしっかり得点しておきたいところです。
 国内の土木構造物が更新時期を迎えた昨今、専門土木分野(No.16~No.49)では維持補修関連の出題が増えており、本年もコンクリート構造物の補修補強、道路舗装の補修工法、管きょの更新・更生工法などが出題されました。全体的に素直な問題が多かったので、自身の専門分野の問題について確実な得点が臨まれます。
 法規分野(No.50~No.61)は、【No.56】「道路占用工事」【No.58】「建築基準法」に新規傾向が見られましたが、【No.56】は経験的判断で正解を導ける出題内容でした。昨年6月の法改正から1年が経過した建設業法は、2問の出題が予想されましたが、結局は改正後の具体的内容(金額の明示)を避けた形で【No.54】「技術者制度」1問が出題されただけでした。数値(金額)の明示がないぶん問題文をよく読み正誤を判断しなければミスしやすい出題内容でした。
 問題Bは、新規問題と過去問のアレンジ問題で全体の8割近くを占める出題配分となり、多くの受験者が「解けそうで解けない」「答えがしぼれない」「答えたけど自信がない」といった印象を持たれたと思います。過去にない切り口から出題されたアレンジ問題が多いのですが、問題文を丁寧に読み込めば正解できる問題も多数見受けられますので、知識の定着の差が出やすい試験内容でした。

 学科試験の合格発表日は平成29年8月16日(水)です。合格基準は得点が60%以上(39点以上)と公表されていますが、試験の実施状況を踏まえ変更される可能性もあります。
 平成28年度から平成26年度が37/65点(正解率56.9%)、平成25年度が39/65点(正解率60.0%)でした。基準点をクリアされた方は、早めの実地試験準備をお願いします。

  出題分野 難易度
問題A 土木一般、専門土木、法規 昨年と比べやや難しい
問題B 共通工学、施工管理 昨年と比べ難しい

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