平成23年度 建築設備士学科試験検証
今年度の総評
出題傾向、難易度ともに例年とほぼ同じといえます。
建築一般知識
例年通り、建築計画から20問、建築構造から6問、建築施工から4問出題されました。
建築計画は、概ね一級建築士レベル、建築構造、建築施工は、概ね二級建築士レベルの問題でした。
特徴的な問題としては、音響(No.17、No.18)に関して、解答枝は比較的選びやすいものの、解答枝以外で専門的な設問枝が目立ちました。建築法規
例年通り、建築基準法から14問、その他の法令から6問出題されました。
例年通り、建築設備以外の分野については、概ね二級建築士レベルの問題でしたが、建築設備については、告示を根拠とした専門性の高い問題が出題されました。
特徴的な問題としては、建築士法(No.15)において、設備設計一級建築士の法適合確認及び定期講習について出題されました。建築設備
例年どおり、機械設備から24問、電気設備から20問、施工管理から6問出題されました。
図・計算問題も例年と同程度の7問でした。
特徴的な問題としては、排水管の定常流量(No.19)において、「下記の文中の□に当てはまる記述として、最も適当なものは、次のうちどれか。」という、稀な出題形式がありました。
また、エコを意識した新傾向問題として、地中蓄熱(No.6)、熱回収ヒートポンプ(No.10)、EM(エコマテリアル)ケーブル(No.42)、ダンボール製ダクト(No.47)などが散見されました。
計算問題は、過去問を理解している方にとっては、得点源になったと思われます。総論
建築士受験を経験している受験生にとっては「建築一般知識」、「建築法規」は十分対応できたと思われます。「建築設備」で25点を取れたか否かで合否が分かれるのではないかと思われます。
建築士受験を経験していない受験生にとっては、「建築法規」が難しかったと思われます。
機械設備従事者は電気設備、逆に電気設備従事者は機械設備でどれだけ得点できたか、そして総得点で60点を取れたか否かで合否が分かれるのではないかと思われます。
合格基準点
| 建築一般知識 | 建築法規 | 建築設備 | 総得点 | |
|---|---|---|---|---|
| 問題数 | 30問 | 20問 | 50問 | 100問 |
| 基準点 | 12点 | 9点 | 25点 | 59点 |
- ※すべてに達している方が合格となります。
- ※なお、基準点については、原則として、建築一般知識を12点、建築法規を10点、建築設備を25点、総得点を60点とするが、本年については、建築法規及び総得点の平均点が例年に比べ著しく低く、そのことが試験問題の難易度の差に起因すると認められたため、建築法規及び総得点の基準点の補正を行っている。
試験結果
| 受験者数 | 合格者数 | 合格者率 |
|---|---|---|
| 2,369人 | 544人 | 23.0% |
受験者数と合格率の推移
平成15年〜平成23年 学科試験 受験者データ推移

第二次試験(設計製図)について
| 試験日 | 平成23年8月21日(日) |
|---|---|
| 合格発表日 | 平成23年10月27日(木)頃 |
| 平成22年度課題 | 「映画館と温浴施設のある複合商業施設」 |
プレゼント
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