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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)

今週のアドバイス(2020.01.14)

誤り問題を見抜け!(計画2回)

「誤り問題を見抜け!」計画の第2回だ。
今回は、音響から出題するぞ。遮音・吸音の特性がきちんと理解できているかな。最近質問されたところだから、説明をよく思い出して、誤りを見抜いてくれ。

  • ①吸音とは、音を吸収又は透過させて、反射させないことをいう。
  • ②音をよく吸収する材料は、一般に、透過率が低いので、遮音効果が期待できる。

吸音とは、音が壁体に投射された時、壁体に吸収され反射されないことと説明したね。
次に、よく吸音する材料としてはグラスウールなどが挙げられる。グラスウールは音を透過させてしまうと学習したね。
したがって、一般に音をよく吸収する材料は、透過率が高く、遮音効果はあまり期待できないんだ(透過率が高い=透過する音が大きい=遮音性能が低い)。

①が正しく、
②が誤りと理解できたかな。

また、壁体に反射又は吸音されて透過させないことを「遮音」という。近年、遮音は透過損失との組み合わせでよく出題されているよ。これも一緒に覚えてほしい。

  • ①壁体における透過損失の値が小さいほど、遮音性能が優れている。
  • ②壁体における透過損失の値が大きいほど、遮音性能が優れている。

①が誤り、
②が正しいね。

透過損失は、音が透過するときに失われることを表す。音がたくさん失われて透過損失が大きいのは、遮音された状態なんだ。遮音性能が優れているってことだね。
どちらが誤りか迷った君は、早めに「質問バックナンバー」を読み返して、遮音・吸音を整理しておこう。

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