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今週のアドバイス(2021.10.04)

今年の2級建築士試験の考察!

2級建築士の設計製図試験も終わり、今年度チャレンジした人は12月の合格発表を待つだけだね。大きなサプライズがあって気が気でない人も多いと思うけど、設計製図本試験で全て描き上げたという人は、採点の土俵に乗ることが出来たんだ!結果を楽しみにしていよう!

さて、改めて近年の建築士試験の状況を考察してみたいと思う。
建設業界全体で、有資格者の人数は減ってきている。その理由は団塊の世代のリタイヤや少子化などがあげられている。そこで国の施策として、有資格者人数の拡大をという流れになっている。
具体的には、建築士試験において受験資格の緩和があり、学生でも試験が受けられるようになったね。

では、肝心の試験の難易度であったり、合格率については有資格者を多くする意図は見られるのだろうか?
実は、難易度も合格率も例年と変わっていない。

有資格者を増やそうとしているが、「誰でもいいから増えればいい。」とは違うということだ。国は今も昔も明確にラインを引いている。

では、国は有資格者(建築士)になる人は、どういう人を求めているのか?
個人的な考えになるけれど、1年に1回しかない資格試験で、その試験日に持っている自分の力を発揮できる人を求めているのだと思う。

仕事も同じだけど、トラブルはつきものだ。そのトラブルについて「真っ白になってしまう人」、「解決を人任せにしてしまう人」など、うまく立ち回れない人は、一発試験でうまくいくだろうか?
やはりトラブルがあっても、冷静沈着に考え、自分のできる範囲でうまく対応できる人は、努力をした人であり、知識を持つ人であり、努力して知識を得るためにたくさんの経験をした人であり、結果的にそういう人が試験で力を発揮するんだ。

学科試験においても設計製図試験においてもまさに上記の「トラブルの回避」が試されているぞ。
学科試験では最初の科目「計画」でわざと難易度を上げて、その後の科目を冷静に対応できるか試されるなんてこともある。
設計製図試験では、「サプライズ」はつきものだ。そのサプライズに惑わされず、冷静に今ある知識の中で乗り切った方が合格している。冷静な判断は努力をして得た知識から生み出されるからな。

有資格者は「信頼」を得られる代わりに「責任」も担わなければならない。有資格者である建築士となるために、自分自身をステージアップさせて、チャレンジしていこうぜ!!

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