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実例建築物・歴史的建造物紹介(2021.07.05)

日本建築の流れ

歴史を知ってみよう。歴史の授業って年号の暗記とかで苦戦した人も多いのかな。

紀元前500年位前にインドで生まれた仏教が大陸、朝鮮半島などを経由して日本に伝わり、神社主体だった宗教建築に寺院が、日本にも建立されてきた。渡来した文化が、いかに咀嚼され、和様になっていったいう現在に通じるものがある。大まかな歴史の流れは下記にメモしてみた。配置、プラン、様式と、寺院が意味するものが顕れている。

時代 何が起きたか
原始・古代…592年迄 神社建築の発生 出雲大社・伊勢神宮
飛鳥…593~709年 仏教が伝来して寺院形式 法隆寺金堂
奈良…710~793年 寺院の形式が多様に伝わってきた 薬師寺東塔
平安…794~1184年 密教が伝来し密教建築・浄土教建築
密教は延暦寺 高野山 中尊寺  浄土は平等院鳳凰堂
鎌倉…1185~1332年 鎌倉に政治の拠点が東に移動 大陸から禅宗様 大仏様
禅宗は円覚寺舎利殿(鎌倉だぞ) 東大寺南大門(再建)
室町…1333~1572年 政治の拠点が鎌倉から再び西に
折衷様式 金閣寺 武士の住居の書院造り
安土桃山…1573~1614年 織田・豊臣の城郭建築 茶の湯 茶室建築
江戸…1615~1867年 徳川の治世で霊廟建築 日光の東照宮
清水寺 さざえ堂など興味深いものも

伽藍配置

実例

基本的には、仏舎利(釈迦の遺骨)を納めた塔と、仏像を安置した金堂などで、上の図の説明をすると

  • 1.飛鳥寺形式…日本最古の形式で塔を囲んで三棟の金堂が建つ
  • 2.法隆寺形式…塔・金堂が対等に並んで建つ
  • 3.薬師寺形式…金堂が中心で両側に塔が建つ
  • 4.東大寺形式…金堂が中心で中門外に二棟の塔が並んで建つ

図にはないが、四天王寺形式(塔・金堂が中心軸に建つ)があるんだ。

次回は法隆寺金堂を紹介するぞ。楽しみにしてくれ。

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