濱崎先生が強力サポート！「濱崎塾」建築士試験のカリスマ講師「濱崎先生」の
無料WEBサイトサービスです。
週刊濱崎塾（毎週月曜日更新）
実例建築物・歴史的建造物紹介（2021.08.30）
フランク・ロイド・ライト
歴史的に近代建築の三巨匠を知っておこう。年齢順に並べると
フランク・ロイド・ライト(アメリカ 1867～1959)
ミース・ファン・デ・ローエ(ドイツ・アメリカ 1886～1969)
ル・コルビジェ(スイス・フランス 1887～1965)
今日は、フランク・ロイド・ライトについて、少し、お話しよう。ライトは他の二人と比べると20年以上前に生まれ、シカゴ派の巨匠 ルイス・サリバンの事務所に働き始めて、才能を認められて数多くの住宅などの設計、そして独立して自分の設計事務所を構えている。ミース、コルビジェの生まれた頃には、実質、建築家のスタートを切っている。
当時のアメリカは新古典主義が多く、ライトはブレリーハウスとか従来の枠組みに留まらない新風を吹き込んだ。又、後の国際主義とは違い、装飾を使い有機的建築を展開した。
年号の暗記では、つまらない。伝記的には、波乱万丈で恋多きスタイリッシュな建築家であり、アメリカでの活躍は、ヨーロッパにも伝わっていたはず。日本でも、旧帝国ホテルなど作品を残してくれている。身近に、見学できるものは見に行こう。
シカゴの街中にウォーキングツアーというのがあり、街中のライトの住宅、ユニティテンプルなど、ボランティアが案内してくれる徒歩の見学ツアーがある位、今でも、尊敬されている建築である。
サイモンとガーファンクルというデュオ、フランクロイドライトに捧げる歌がある位、親しまれている。1970年代だから明日にかける橋というアルバム探してみて。
そして、2019年にフランクロイドライトの20世紀建築作品群として世界遺産に登録されている。ユニティ・テンプル、フレデリック・C・ロビー邸・タリアセン・バーンズドール邸、落水荘、ハーバート・キャサリン・ジェイコブス邸、タリアセンウェスト、グッゲンハイム美術館の8件である
フランク・ロイド・ライトが素晴らしい建築物を残したことが分かったかな？２級建築士試験の計画では、毎年と言ってよいぐらいフランク・ロイド・ライトの作品が出題されているんだ。次回から、主な作品を取り上げていくぞ。
