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日本におけるフランクロイドライトの建築

実例建築物・歴史的建造物紹介(2021.10.11)

まず特筆すべきことは、海外では唯一、日本のみ、滞在し仕事をしている。
ライトは生涯にわたって実作400有余 プロジェクト400有余という多作である。アメリカ外では、帝国ホテルを契機に、日本に滞在し、設計活動を行い作品が残されている。

ライトの日本での活躍の時期
ライトには事務所開設から1910年までのユニティテンプル、住宅としてプレリースタイル(草原様式)の第一期黄金時代。1936年の落水荘を契機とする第二期黄金時代とある。
その間、様々なスキャンダルなど、アメリカにおいてはスランプの時期とも言われているが、日本に2013年に帝国ホテルの設計に招聘され、後にライトの高弟となる遠藤新の協力により実作が残されている。

日本におけるライトの活動は14件で、ホテルが3、学校・大使館・映画館・複合ビルがそれぞれ1件で、住宅設計は7件という事らしい。ちなみに、山邑邸をヨドコウの迎賓館として利用されているが、銘板より、


帝国ホテル(一部移設) 1912 - 1922
・在日アメリカ大使館 (計画案)1914
・林愛作邸(一部現存)1917
・小田原ホテル(計画案)1917
・銀座映画劇場(計画案)1918
・三原家住宅(計画案)1918
・福原有信別荘(倒壊)1918
・井上匡四郎邸(計画案)1918
・山邑太左衛門別荘(現存)1918
・帝国ホテル別館(焼失)1920
・後藤新平邸(計画案)1921
自由学園(現存)1921
・首相公邸(計画案)1922
・日比谷三角ビル(計画案)1922

現在、見学できる建物は、帝国ホテル(愛知県明治村に移設)、山邑太左衛門別荘(兵庫県芦屋市)、自由学園明日館(東京都豊島区)の3件である。

次回は、引き続きフランク・ロイド・ライトの日本での作品について紹介するぞ。

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