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今週の質問(2019.08.26)

問題文を読んで、大きな減点箇所と小さな減点箇所の区別ができません。具体的にどこを注意したらよいですか?

減点の少ない図面を描くことは合格するために大事なことだけど、問題文の言う通りの図面を描けば減点にはならないということをまず覚えておこう。減点を気にして縮こまるんじゃなく、問題をよく読んで素直に描く事が大切だ。

主な失格項目は、主要室の欠落、階段のずれ、要求面積違反、図面の未完成。
大きな減点項目は、問題文冒頭の「1.設計条件」における設計趣旨違反や「有効採光が確保できていない等」の法に触れる違反、道路・隣地からのアキの不足等がある。
これらはプランの骨格にかかわる部分なので、プラン開始前に確認し、エスキス図完成後には再確認することが大切だ。

H29年度本試験概要

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作図上で大きな減点となりうるのは、「立面図の方位違い」・「断面図の切断位置違い」・「部分詳細図の作図範囲違反」・「伏図の平面図との不整合」等になる。これらは最初にしっかりと確認して描き始めれば、間違えることはない項目だ。思い込みで作図を進めちゃダメだぞ。

問題文をみると、左側の「1.設計条件」と右側の「2.要求図書」に分かれている。大きな減点になる要素は、「1.設計条件」にも「2.要求図書」にもあるけど、失格項目等は左側の「1.設計条件」に多いんだ。

「2.要求図書」は、作図前までに確認すれば大きな問題にはならないけど、「1.設計条件」で起きる大きな減点は、作図してる時に気づいても簡単に修正できないものなんだ。仮に修正出来たとしても、図面を大きく描き直さなきゃいけなくなるから、時間内に完成するのが難しくなってしまう。つまり、「1.設計条件」の設計主旨や所要室は、見落とし・読み違い・思い込みのないようにすることが重要なんだ。プランの骨格が固まってきた時、大きな減点がないかのチェックを怠ると、合格に届かなくなってしまうこともある。要注意だぞ!

今回は大きな減点項目や失格項目について話したけど、大きな減点をしなければ小さな減点をしても大丈夫という訳じゃない。減点の少ない図面(問題文の指示通りの図面)を描くことが合格への近道だってことは忘れてはいけないぞ!

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