• FAQ
  • 受講生専用
  • サイトマップ

HOME > 講座一覧 > 1級建築士TOP > 合格への道 > 平成30年 2級建築士 設計製図試験合格発表

平成30年 2級建築士 設計製図試験合格発表

平成30年 2級建築士 宅建合格実績

  • ※日建学院の合格実績には、模擬試験のみの受験生、教材購入者、無料の役務提供者、企業内講習のみの受講者、過去受講生は一切含んでおりません。
  • ※全国合格者数5,997名。

試験データ

  平成30年 平成29年
学科の試験 設計製図の試験 学科の試験 設計製図の試験
実受験者数 19,557人 10,920人
(うち、製図から3,976人)
19,649人 10,837人
(うち、製図から4,086人)
合格者数 7,366人 5,997人 7,197人 5,763人
合格率 37.7% 54.9% 36.6% 53.2%
最終 実受験者数 a 23,533人(注) 23,735人(注)
合格者数 b 5,997人 5,763人
合格率 b/a 25.5% 24.3%

(注)平成30年の「学科の試験」の実受験者数と「設計製図の試験」からの実受験者数(平成28年又は平成29年に実施した「学科の試験」の合格者のうち平成30年の「設計製図の試験」を受験した者)との合計です。

平成30年 2級建築士設計製図試験の合格発表について

平成30年
2級建築士設計製図課題

全ブロック(全都道府県)地域住民が交流できる
カフェを併設する二世帯住宅〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建て〕

[要求図書]

1階平面図兼配置図[縮尺1/100]、2階平面図[縮尺1/100]、3階平面図[縮尺1/100]、立面図[縮尺1/100]、断面図[縮尺1/100]、部分詳細図(断面)[縮尺1/20]、面積表、主要構造部材表、計画の要点等

  • (注)答案用紙には、1目盛が5ミリメートル(部分詳細図(断面)については10ミリメートル)の方眼が与えられている。

鉄筋コンクリート造の課題は3年に一度の割合で出題されています。3階建ては平成21年、27年に続いて3度目の出題でした。また、鉄筋コンクリート造では初めて「部分詳細図(断面)」が要求され、作図図面が5面から6面に増えました。さらに、要求図書の特記事項で「延焼のおそれのある部分の範囲」の記入や「防火設備」の明記、計画の要点等で「建築物の環境負荷低減(省エネルギー等)」についての記述が求められており、学科で学習した基本的な事項を理解しているかも問われた試験でした。

課題の概要

本年の課題は、

  1. 地域住民が集うことのできる「交流スペース」の計画
  2. カフェ部分と住宅部分の「出入口の分離」及び「1階屋内での行き来」の計画
  3. 二世帯(親世帯と子世帯)の生活を考慮した「独立」と「交流」の計画
  4. 地域住民が交流できるカフェをもつ建築物として配慮した「外観」及び「外構」の計画

などがテーマでした。

敷地は縦長(東西11m×南北20m)の角地、南側が幅員13mの歩道付道路、西側が幅員10mの歩道付道路で、道路幅員はそれぞれ10m以上あり、「延焼のおそれのある部分の範囲」については隣地側のみを考慮すればよい設定でした。外構として、自転車8台分(カフェの来客用5台、住宅用3台)の駐輪スペース及び1台分(住宅用)の駐車スペースの要求がありましたが、敷地図に示された駐車のためのアプローチ制限とピロティとしての計画を禁止されていることから、駐車スペースを敷地の北側部分に計画し、それに伴い住宅部分のアプローチを西側道路から計画することで、カフェ部分のアプローチや、建築物の配置など、計画のアウトラインが見えてくる設定でした。一方で、住宅の居室の配置計画において、敷地東の隣地側と西の道路側の住環境の優劣の判断や、地域住民が交流できるカフェをもつ建築物として配慮した「外観」及び「外構」の計画についての工夫を求められるなど、自ら考え表現する計画力が問われる試験でした。

設計のポイント

今年の設計課題のポイントを整理すると次のようになります。

地域住民が集うことのできる「交流スペース」の計画

  • ★道路に面した配置計画
  • ★独立使用時と喫茶スペースとしての全体使用時を考慮した計画

カフェ部分と住宅部分の「出入口の分離」及び「1階屋内での行き来」の計画

  • ★独立したアプローチと出入口の適切な計画
  • ★カフェ部分と住宅部分の適切な行き来

二世帯(親世帯と子世帯)の生活を考慮した「独立」と「交流」の計画

  • ★親世帯、子世帯のプライバシーを考慮した計画
  • ★家族が集える居間・食事室の計画

地域住民が交流できるカフェをもつ建築物として配慮した「外観」及び「外構」の計画

  • ★敷地及び道路条件を考慮した外構計画
  • ★集客施設としてのファサードを意識した立面計画

延べ面積の指定

  • ★指定された延べ面積「250m2以上、300m2以下」で計画できたか
    ※指定延べ面積違反は失格

延焼のおそれのある部分の範囲の記入や防火設備の明記

  • ★特記事項を正確に読み、指定されたとおりに表現できたか

断面図や部分詳細図(断面)の切断位置指定

  • ★特記事項を正確に読み、指定されたとおりに表現できたか

計画の要点等の記述

  1. カフェ部分について、地域住民の交流の場として利用できるようにするに当たって、工夫した点
  2. 地域住民が交流できるカフェをもつ建築物として、外観及び外構計画において工夫した点
  3. 建築物の環境負荷低減(省エネルギー等)について、工夫した点

★自分のプランと記述内容が合致しているか

近年の合否判定結果の内訳

合格率(ランクⅠ)及びランクⅡ~Ⅳの分布は、下表のとおりです。

合格率は54.9%で、昨年よりも1.7%高い結果となりました。
ランクⅣ(図面の未完成や失格要件)に該当する受験生の割合は6.4%と低く、ランクⅢ(課題の特色に対する減点項目)に該当する受験生の割合が24.2%と高くなっています。これは、近年の傾向として、未完成や失格項目に該当する受験生は少ないですが、課題の要求に対する理解が不足している受験生が多いことを表しています。

平成30年試験において合否を分けた採点項目

採点のポイントと減点項目と思われる点を挙げてみましょう。

主な失格項目

  1. RC造(ラーメン構造)3階建てでないもの
  2. 要求図書のうち1面以上未完成
  3. 図面相互の重大な不適合(上下階の不整合等)
  4. 延べ面積違反(250m2以上、300m2以下)
  5. 要求室の欠落又は設置階違反
    1階:喫茶スペース、玄関ホール
    2階:居間(A)・食事室(A)・台所(A)(これら3室を1室又は2室にまとめてもよい)、子夫婦寝室、子ども室
    3階:居間(B)・食事室(B)・台所(B)(これら3室を1室又は2室にまとめてもよい)、親夫婦寝室
  6. 著しく非常識な計画(階段の欠落等)

※北海道試験は、上記(5)が異なります。
(5)要求室の欠落又は設置階違反
   1階:喫茶室、イベントスペース、玄関ホール
   2階:居間・食事室・台所(これら3室を1室又は2室にまとめてもよい)、親夫婦寝室
   3階:子夫婦寝室、子ども室(A)、子ども室(B)

課題の特色に対する減点項目

  1. 交流スペースの平面・動線計画不備(道路に面していない、独立して使用できない等)
  2. カフェ部分と住宅部分の出入口の計画不備(アプローチ及び出入口が独立していない等)
  3. カフェ部分と住宅部分が1階の屋内で行き来できない
  4. 親世帯及び子世帯が独立して生活できる計画となっていない
  5. 駐車スペース、駐輪スペースの計画不備
  6. 延焼のおそれのある部分の範囲及び防火設備の計画不備
  7. 構造計画上の不備

※北海道試験は、上記(1)が異なります。
(1)イベントスペースの平面・動線計画不備

以上が合否を分けた採点のポイントと考えられます。


ランクⅡ~Ⅳの受験生は、次の点に留意しなければなりません。

  • ランクⅡ:作図の正確性や表現力、平面計画と構造計画の精度を上げる学習が必要
  • ランクⅢ:設計条件から、課題の特色となる設計条件を整理する力、及び構造計画をより意識した学習が必要
  • ランクⅣ:平面計画と構造計画を一体的に計画する基本手順をしっかりと身につけ、時間内に完成させる製図力、表現力の養成が必要

図面・構造の理解なくして作図のスピードを上げることはできません。合理的にプランニングを行う能力を高め、スピードを上げることが、適正な作図時間を確保することにつながります。

次年合格対策

平成31年の設計製図試験で合格を確実にするための学習ポイント

POINT1

平成31年の設計課題は「木造課題」が想定されます。
木造課題は、図面の作図量と図面相互の整合性がポイントとなります。平面図の他に伏図や部分詳細図、立面図等が要求され図面密度も高く、かなり作図量が多くなります。木造の作図を初めて行う方の平均的な作図時間は10時間程度かかります。
計画面では、「ゾーニング・動線計画」、「屋外施設との関わり」の他、「適宜とされる面積設定」や「計画の要点等の記述」など、計画力も必要になります。

POINT2

課題発表までの期間に、「計画力」と「作図力」を身につける必要があります。
「計画力」を身につけるには、いかに「プランニングの流れ」を理解するかがポイントとなります。
その一方で、課題テーマが発表される6月中旬ごろまでに一式図を3時間半程度で完成できる能力「作図力」を身につけることが、合格への必須条件です 。
この時期に作図力を養成することで、課題発表後は、作図から計画に学習のウエイトを移行して、当年課題の対応力の習得に専念できます。

POINT3

木造に対する知識の強化が不可欠です。
木造の知識無くして、建物は計画できません。特に、部分詳細図や伏図の作成には、架構など構造に関する知識に加え、仕上材料等に関する知識も必要になります。

そこで、日建学院では以下の講義を準備しています。

作図力及び計画力の養成

  1. 木造の基本
  2. 平面図スピードアップ製図法
  3. 伏図スピードアップ製図法
  4. 矩計図スピードアップ製図法、立面図スピードアップ製図法
  5. 一式図スピードアップ製図法
  6. プランニングの進め方‐実践編‐(木造)

近年は、問題文が長文化し、その読み取り及びプランニングの過程が難しくなる傾向にあります。
今、必要とされるのは、「与えられた条件下で自ら考え判断し、計画をまとめる力」=「計画力」と「時間内に図面を描きあげる力」=「作図力」です。

課題発表までに、「木造の基本的な知識」、「プランニングの進め方」等の講義を通して、構造の理解を高め、「計画力」の習得を図るとともに、「スピードアップ製図法」等、作図手順を繰り返し学習することで、「作図力」の向上を図ります。

2級建築士設計製図試験対策

コース名 概要

初学者・学習経験者対象

  • 通学講座

設計製図パーフェクト
本科コース

当年の設計課題の条件に即した建物を想定し、その機能と計画実例を通して、課題の読み取り方やエスキス、作図法などを学ぶコースです。

2級建築士設計製図 個別クリニック開催!(参加費:無料)

12月6日以降より全国の日建学院で「2級建築士設計製図個別クリニック」を開催します。
あなたの本試験図面を徹底検証!なにが悪かったのか?どうすればよかったのか?を個別で徹底的に分析していきます。

参加費用は無料です。是非ご参加ください。

日時 12月6日~ 参加費無料
場所 日建学院 直営校
全国学校案内
お申込み 各校によって開催日・時間が違う場合がございますので、日建学院 直営校にお問い合わせいただきお申込みしてください。

プレゼント

参考答案例(一式図)をプレゼント

平成30年 2級設計製図本試験「参考答案例(一式図)」プレゼントご希望の方は、下記のお申込みボタンよりご応募ください。

プレゼントお申込み

日建学院コールセンター(フリーコール)

0120243229受付時間 10:00~17:00(土日・祝日・年末年始を除く)