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HOME > 講座一覧 > 1級建築士TOP > 合格への道 > 平成29年 2級建築士 設計製図試験合格発表

平成29年 2級建築士 設計製図試験合格発表

試験データ

  平成29年 平成28年
学科の試験 設計製図の試験 学科の試験 設計製図の試験
実受験者数 19,649人 10,837人
(うち、製図から4,086人)
20,057人 11,159人
(うち、製図から3,276人)
合格者数 7,197人 5,763人 8,488人 5,920人
合格率 36.6% 53.2% 42.3% 53.1%
最終 実受験者数 a 23,735人(注) 23,333人(注)
合格者数 b 5,763人 5,920人
合格率 b/a 24.3% 25.4%

(注)平成29年の「学科の試験」の実受験者数と「設計製図の試験」からの実受験者数(平成27年又は平成28年に実施した「学科の試験」の合格者のうち平成29年の「設計製図の試験」を受験した者)との合計です。

平成29年2級建築士設計製図試験の合格発表について

平成29年
2級建築士設計製図課題

全ブロック(全都道府県)家族のライフステージの
変化に対応できる三世代住宅(木造2階建て)

[要求図書]

1階平面図兼配置図、2階平面図、立面図、断面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、部分詳細図(断面)、面積表、仕上表及び計画の要点等とする。なお、外壁の仕上げについては、試験問題において指定した仕様により行うものとする。

  • (注) 答案用紙には、1目盛が4.55ミリメートル(部分詳細図(断面)については10ミリメートル)の方眼が与えられている。

平成24年の「設計製図の試験」の内容の見直しにより、建築物の設計全般に関する基本的な知識・能力等を確認するために、従来の設計課題における要求内容を概ね維持したうえで、設計の自由度を高めた出題となっています。要求図書については、平成26、28年と同様に「矩計図」に変わり「断面図」と「部分詳細図(断面)」でしたが、「部分詳細図(断面)」の作図範囲が「胴差部分」で出題されたこと、外壁の仕上げについては「乾式工法」で指定されたことが今年の特色でした。

課題の概要

本年の課題は、

  1. 家族全員が集うことのできる「居間・食事室」の計画
  2. 将来の介護への対応を想定した「多目的室」の計画
  3. 将来の車椅子使用を考慮した「駐車スペース」、「屋外スロープ」、「玄関」の計画
  4. 将来、2人目の子どもが生まれたときに対応できる「子ども室」の計画
  5. 住宅内の事故防止及び車椅子使用を想定した「階段・廊下」の計画

など、家族のライフステージの変化に対応した、長く住み続けることができる住宅の計画がテーマでした。

敷地は、西側道路で、敷地形状は17m×17mの整形であり、建物も屋外施設も配置しやすい条件でした。ただし、2台要求された駐車スペースをいかに配置(北側と南側に1台ずつ、または南側に2台)するか、車椅子使用者用駐車スペースから玄関ポーチへの屋外スロープをいかに計画(西側または南側)するかにより、玄関の位置(北西側または南側)も変わり、内部の計画においても様々な室配置のパターンが想定できる課題でした。
また、階段においても、蹴上げ・踏面寸法が指定されるなど、柔軟な計画力が問われる試験でした。

設計のポイント

今年の設計課題のポイントを整理すると次のようになります。

家族全員が集うことのできる「居間・食事室」の計画

  • ★南側に面した配置計画
  • ★家族全員が集える広さの確保

将来の介護への対応を想定した「多目的室」の計画

  • ★南側に面した配置計画
  • ★納戸Aとの隣接

将来の車椅子使用を考慮した「駐車スペース」、「屋外スロープ」、「玄関」の計画

  • ★敷地の南側の有効利用を考慮した駐車スペースの計画
  • ★車椅子使用者用駐車スペースから玄関ポーチへの屋外スロープによる動線計画
  • ★段差解消のためのスペースを考慮した、玄関土間部分の計画

住宅内の事故防止及び車椅子使用を想定した「階段・廊下」の計画

  • ★蹴上げ180mm以下、踏面225mm以上の条件を満たした階段の計画
  • ★芯々1,365mm以上確保した、1階廊下幅の計画

延べ面積の指定

  • 指定された延べ面積「170m2以上、210m2以下」で計画できたか
    ※指定延べ面積違反は失格

断面図や部分詳細図(断面)の切断位置指定

  • ★特記事項を正確に読み、指定されたとおりに適切に表現できたか

計画の要点等の記述

  1. 居間、食事室の計画について、同居する家族全員が集うことのできるようにするに当たって、工夫した点
  2. 多目的室の配置計画について、工夫した点
  3. 駐車スペース、屋外スロープの配置において工夫した点

★自分のプランと記述内容が合致しているか

近年の合否判定結果の内訳

合格率(ランクⅠ)及びランクⅡ~Ⅳの分布は、下表のとおりです。

昨年と比較して、ランクⅣ(図面の未完成や失格要件)に該当する受験生の割合が6.3%と少なく、ランクⅢ(課題の特色に対する大減点項目)に該当する受験生の割合が25.4%と多い結果となりました。

平成29年試験において合否を分けた採点項目

採点のポイントと減点項目と思われる点を挙げてみましょう。

主な失格項目

  1. 木造2階建てでないもの
  2. 要求図書のうち1面以上未完成
  3. 図面相互の重大な不適合(上下階の不整合等)
  4. 延べ面積違反(170m2以上、210m2以下)
  5. 要求室の欠落又は設置階違反
    1階:玄関、居間・食事室・台所(1室又は2室にまとめてもよい)、祖父母室、多目的室
    2階:夫婦寝室、子ども室
  6. 著しく非常識な計画(階段の欠落等)

課題の特色に対する減点項目

  1. 居間・食事室の計画不備(家族全員が集える広さ不足、南面していない等)
  2. 多目的室の計画不備(納戸Aと隣接していない、南面していない等)
  3. 屋外スロープの計画不備
    (車椅子使用者用駐車スペースから玄関ポーチへアプローチできていない等)
  4. 駐車スペースの配置計画(北側に2台計画して敷地の南側が有効利用できていない等)
  5. 階段の計画不備(階高に対して必要な段数が確保されていない等)
  6. 構造計画上の不備(伏図、部分詳細図等に関する知識不足

以上が合否を分けた採点のポイントと考えられます。

ランクⅡ~Ⅳの受験生は、次の点に留意しなければなりません。

  • ランクⅡ:更に作図の正確性や表現力、平面計画と構造計画の精度を上げる学習が必要
  • ランクⅢ:設計条件から、課題の特色となる設計条件を整理する力、及び構造計画をより意識した学習が必要
  • ランクⅣ:時間内に完成させる製図力、表現力の養成が必要で、それらを実現させるためには、まず、木構造をしっかり理解し、そのうえで、平面計画と構造計画を一体的に計画する基本手順をしっかりと身につける学習が必要

図面・構造の理解なくして作図のスピードを上げることはできません。合理的にプランニングを行う能力を高め、スピードを上げることが、適正な作図時間を確保することにつながります。

次年合格対策

平成30年の設計製図試験で合格を確実にするための学習ポイント

POINT1

平成30年の設計課題は「RC造課題」が想定されます。
RC造課題は、木造課題とは構造及び作図内容も異なります。構造をきちんと理解した上で、作図する必要があります。計画面では、「ゾーニング・動線計画」、「屋外施設との関わり」の他、「適宜とされる面積設定」や「計画の要点等の記述」など、学科で学習した内容を応用する力も必要になります。

POINT2

課題発表までの期間に、計画力と作図力をつける必要があります。
計画力においては、プランニングがポイントとなります。自由度の高い条件設定のなかで、什器等を考慮した適切な居室の空間構成を計画し、さらに適切な動線計画のもと建物全体を計画する必要があります。

作図力においては、課題テーマが発表される6月上旬ごろまでに一式図を3時間程度で完成できる能力を身につけることが、合格への必須条件です。
作図力を身につけることで、設計課題発表後は、作図から計画にウエイトを置く学習ができ、当年課題の対応能力を身につけることができます。

POINT3

RC構造に対する知識の強化が不可欠です。
作図を早めるためには、RC構造に対する知識の強化が不可欠です。柱・梁の架構計画などの構造に対する知識に加え、仕上材料等に対する知識も必要になります。

そこで、日建学院では以下の講義を準備しています。

作図力及び計画力の養成

  1. RC造の基本・平面図スピードアップ製図法
  2. 断面図・立面図スピードアップ製図法(RC造)
  3. 一式図スピードアップ製図法(RC造)
  4. プランニングの進め方(RC造)

計画の自由度が高まった分、課題の読み取りやプランニングが難しくなっています。
課題発表までに「作図力のスピードアップ」及び「プランニングの進め方」の基礎知識が必要です。

以上の講義を通して「RC構造における基本的な知識や作図手順等を解説し、試験に必要な構造の理解及び作図力・計画力の向上」を図ります。

2級建築士設計製図試験対策

コース名 概要

初学者・学習経験者対象

  • 通学講座

設計製図パーフェクト
本科コース

当年の設計課題の条件に即した建物を想定し、その機能と計画実例を通して、課題の読み取り方やエスキス、作図法などを学ぶコースです。

2級建築士設計製図 個別クリニック開催!(参加費:無料)

12月7日以降より全国の日建学院で「2級建築士設計製図個別クリニック」を開催します。
あなたの本試験図面を徹底検証!なにが悪かったのか?どうすればよかったのか?を個別で徹底的に分析していきます。

参加費用は無料です。是非ご参加ください。

日時 12月7日~ 参加費無料
場所 日建学院各校
全国学校案内
お申込み 各校によって開催日時・時間が違う場合がございますので、日建学院各校にお問い合わせいただきお申込みしてください。

プレゼント

参考答案例(一式図)をプレゼント

平成29年 2級設計製図本試験「参考答案例(一式図)」プレゼントご希望の方は、下記のお申込みボタンよりご応募ください。

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