2023年 建築設備士 第一次試験 合格発表
試験結果
本日、2023年7月20日(木) 公益財団法人建築技術教育普及センターより本年の建築設備士「第一次試験」(学科)の合格発表がありました。 結果は下記の通りです。
「第一次試験」(学科) | |
---|---|
試験日 | 2023年 6月18日(日) |
試験地 | 札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪府・広島市・福岡市・沖縄県 |
実受験者数 | 2,726人 |
合格者数 | 818人 |
合格率 | 30.0% |
本年の第一次試験全国受験合格率は30.0%の結果となり、昨年(31.4%)よりマイナス1.4ポイントでした。受験者数は2,726人と昨年(2,813人)より87人減少、合格者数は818人で昨年(882人)より64人減少しました。
合格基準点
合格基準点
建築 一般知識 (27問) |
建築法規 (18問) |
建築設備 (60問) |
総得点 (105問) |
|
---|---|---|---|---|
合格 基準点 |
13点 | 9点 | 30点 | 70点 |
※各科目及び総得点の合格基準点のすべてに達している方が合格となります。
[参考]2023年 建築設備士試験「第一次試験」
(学科)合格者818人の主な属性
主な 属性 |
区分 | 構成比 |
---|---|---|
職種別 | 空調設備関連職種 | 36.8% |
衛生設備関連職種 | 9.8% | |
電気設備関連職種 | 25.3% | |
建築関連職種 | 15.5% | |
その他 | 12.6% | |
勤務先別 | 設備設計事務所 | 11.7% |
建築設計事務所 | 14.2% | |
空調・衛生設備工事会社 | 18.2% | |
電気設備工事会社 | 5.0% | |
建設会社 | 24.4% | |
官公庁・財団法人等 | 6.2% | |
その他(電力・ガス会社、不動産会社等) | 20.3% | |
職務 内容別 |
設計 | 46.2% |
工事監理 | 5.5% | |
施工管理 | 26.8% | |
行政 | 3.1% | |
その他(維持管理、積算等) | 18.4% | |
年齢別 | 29歳以下 | 25.2% |
30~34歳 | 25.2% | |
35~39歳 | 16.7% | |
40~44歳 | 12.3% | |
45~49歳 | 8.6% | |
50歳以上 | 12.0% | |
平均年齢 | 36.7歳 |
総評
合格率は 30.0%、合格者数は 818人、
近年5年の中では平均的な水準
今年の合格率は、30.0%という結果で、これは近年5年間の中では平均的な水準となりました。また受験者数が2,726人に対し、合格者数は818人と、こちらも近年5年間の中では平均的な水準といえます。
合格者の属性では、
昨年から比較的若い方の増加傾向が続く
合格者の属性も昨年と比べ興味深い傾向が見られました。
まず職種別では、電気設備関連が増加し、逆に空調設備・衛生設備関連が減少となりました。
勤務先別では、建築設計事務所・建設会社・その他に分類される方が増加し、空調・衛生設備工事会社や官公庁・財団法人等といった方が減少しました。
職務内容別に見てみると、設計に携わる方が増加し、施工管理に携わる方が減少という結果でした。
最後に年齢別では、比較的若い方が増加し、年配の方が減少という結果でした。その影響で、平均年齢も昨年より0.5歳若返るという結果でした。
今回の合格者の属性から見えてくるものは、比較的若い方の健闘が目立ち、平均年齢も2年連続で若返っているという点です。この傾向については今後も注視していく必要があります。
合格基準点に補正なし、
今年の試験問題の難易度は基本的な水準
例年同様、今年も各問題の正答枝番号や合格基準点等が公表されました。合格基準点は、建築一般知識13点、建築法規9点、建築設備30点、総得点70点という結果でした。
試験方法の変更後、昨年合格基準点の基本的水準として、建築一般知識は13点、建築法規は9点、建築設備は30点で総得点は70点と示されましたが、今回は各科目・総得点ともに補正はないという結果でした。
今年の試験問題の難易度が基本的な水準と考えられます。
【今後の試験対策】
今年の学科試験は、試験方法の変更により、出題数、出題形式、試験時間の配分や携行できる電卓の有無などが変更され実施された4回目の試験でした。
そのような学科試験において、合格率・合格者数ともに近年5年間では平均的な水準という結果でした。
また、合格基準点の補正もなかったことから、試験問題の難易度も基本的な水準だったといえます。
見事に実力を発揮され二次試験に進まれた方は、今後の時間を有効に使うことが最終合格への近道であることは言うまでもありません。そのためには「過去の本試験問題」をもとにした学習と当年度の二次試験の課題テーマに則した「予想課題」で実践的な訓練を積むことが有効と言えるでしょう。
また、今回の学科試験で残念ながら不合格となってしまった方は、来年の学科試験に向けいち早くスタートを切ることが有効となります。そのためには、法改正や基準改定等に対応した最新の教材をもとにした学習をすることが極めて重要となります。
※合格者の受験番号に関する詳細は、下記(公財)建築技術教育普及センターにてご確認ください。
令和5年建築設備士試験「第一次試験」合格発表
プレゼント
2023年 建築設備士学科試験問題・解答枝解説集
本年の試験の解答枝の解説をわかりやくまとめた冊子です。
本試験を振り返るにはうってつけの解説集ですので、是非ご活用ください。
第二次試験(設計製図)について
試験日 | 2023年8月20(日) |
---|---|
合格発表日 | 2023年11月1日(水) |
2023年 課題 | 「市街地に建つ図書館」 |
第二次試験(設計製図)についての試験対策は、下記をご確認ください。
受験対策講座
コース名 | 概要 |
---|---|
初学者・学習経験者対象
二次試験対策Webコース |
過去問題を徹底分析した解説講義と本年の課題に対する予想問題の対策講義を実施し、建築設備士二次試験に対応できる学力を養成する講座です。自宅にいながら学習できるWebコースですので何度でも繰り返し学習が可能です。 |
HOME > 講座一覧 > 建築設備士TOP > 合格への道 > 第一次試験 合格発表
お気軽にご相談ください
日建学院コールセンター
0120-243-229
受付時間 10:00~17:00
(土日・祝日・年末年始を除く)