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2020年(令和2年) 2級建築士 設計製図課題発表

2020年(令和2年)
2級建築士設計製図課題

全ブロック(全都道府県)シェアハウスを併設した
高齢者夫婦の住まい〔木造2階建て〕

[要求図書]

・1階平面図兼配置図[縮尺1/100]
・2階平面図[縮尺1/100]
・2階床伏図兼1階小屋伏図[縮尺1/100]
・立面図[縮尺1/100]
・矩計図[縮尺1/20]
・面積表
・計画の要点等

  • (注)答案用紙には、1目盛が4.55ミリメートル(矩計図については10ミリメートル)の方眼が与えられている。

[注意事項]

試験問題を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図書に対する重大な不適合」と判断されます。

本年の課題対策

1.【課題のテーマについて】

シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)は、個室以外の居間・食事室・台所、水廻りなどの生活空間を同居人と共用するものであり、昨今、若年層、単身者層や住宅確保要配慮者にニーズのある居住スタイルです。

家賃や、入居時の初期費用を抑えリーズナブルな価格で住めるだけではなく、個室でのプライバシーを確保しながら共用部における居住者どうしの交流が得られる、賃貸住宅における「新しい住まい方」です。

今回、高齢者夫婦が、自らが居住する住宅を新築するにあたって、「シェアハウス」を併設することを課題のテーマとした理由として、老後生活を支える収入源としての家賃収入獲得のみがその目的ではなく、「居住者との交流」などによって、年老いても社会とのつながりを大切にしようとする社会的ニーズ(要求)が垣間見えます。

これは、少子化、超高齢化が著しい昨今の我が国において、顕在化している「高齢者の独居・孤独化」に対して、ひとつの答えになっていないでしょうか。

シェアハウスは、建築基準法令上「寄宿舎」に該当し、空き家対策による既存住宅のリノベーションであったり、下宿を改装したものが多く、積極的にシェアハウスらしい住環境を追求して作られたものは多くありません。

今回、あえてシェアハウスを新築するというテーマにあたって、本来のシェアハウスに求められる住環境とはどういうものなのか、また、それを併設する住宅も併せて「共同で住む」ことや「世代をまたいだ交流」、「パブリック空間とプライベート空間の構成」などをテーマにした住環境の構築が求められています。

2.【試験制度の見直しを受けて】

平成24年度の試験制度の見直しにより、ポイントとなる要求室については、床面積が「適宜」として出題されます。各自が適切な床面積を想定して計画することを求められます。

(1)要求図書(図面等)について

本年の「要求図面」は次のように公表されました。

【要求図書】

「1階平面図兼配置図」「2階平面図」「2階床伏図兼1階小屋伏図」「立面図」「矩計図」「面積表」及び「計画の要点等」

平成26年以降昨年まで、「矩計図」に代わり「断面図」、「部分詳細図(断面)」が要求されましたが、本年は平成25年の要求図書に戻り「矩計図」が要求されました。作図図面は減りますが、「矩計図」は屋根から基礎まで作図する必要があるため、部分詳細図より作図量が多くなります。
また、「計画の要点等」における「工夫した事項や設計意図」等の文章表現(記述)や図面との整合性も重要になります。

(2)木造課題の試験結果の分析

木造の課題の試験結果における特徴は、次のようになります。

出 題 ランクⅠ ランクⅡ ランクⅢ ランクⅣ
木 造 R1 46.3% 12.5% 30.1% 11.1%
H29 53.2% 15.1% 25.4% 6.3%
H28 53.1% 16.3% 18.1% 12.5%
H26 55.3% 13.5% 23.1% 8.1%

「ランクⅠ」が合格です。例年、合格率は52%~55%でしたが、昨年度は46.3%と例年と比べかなり低い合格率となりました。ランクⅢとランクⅣの割合が増え、合わせると40%を超えていました。「ランクⅢ」、「ランクⅣ」にならない力をつければ、合格率は約80%になります。「未完成」や「失格項目」によって不合格になる「ランクⅣ」、大きな減点項目によって不合格になる「ランクⅢ」にならないためには、【速く正確に課題文を読み取る力】と【速く正確に図面を仕上げる作図力】が特に重要な条件です。

3.【課題の検討】

本年の課題について、検討が必要な事項

(1)敷地条件及び接道(アプローチ)

  1. 接道条件は、基本的には一方向道路が中心で、二方向道路(角地)も想定されます。
  2. 敷地の規模は、16~18m×16~18m程度と想定されます。

(2)屋外施設

  1. 駐車場(車椅子使用者用、ゲスト用等)
    1~3台分のスペースを想定
  2. 駐輪場
    2~8台程度を想定
  3. その他
    過去の本試験では、屋外スロープ、テラス、植樹、菜園等が出題されています。

(3)延べ面積

過去の木造2階建ての出題では、1・2階の合計は160m2~250m2程度です。

(4)人員構成

  1. 高齢者夫婦(2人)
  2. シェアハウス部分入居者(3~6人程度)

(5)要求室

高齢者の住まい部分

①玄関 ②居間・食事室・台所 ③夫婦寝室 
④予備室(和室)⑤納戸、クロゼット、物置 
⑥浴室、洗面、脱衣室、家事室 ⑦便所 等

事務所部分

①玄関 ②居間・食事室・台所 ③個室(クロゼット含む)
④ラウンジ (多目的室) ⑤浴室、洗面、脱衣室、洗濯室 
⑥便所 等

※その他

①ホームエレベーター ②吹抜け ③バルコニー 等

4.【過去の出題分析を踏まえた課題対策】

近年の試験は、施主(出題者)の意向を汲み取り、設計者(受験者)として適切な提案ができる能力があるかどうかを確認する出題となっています。そのためには、課題文を正確に読み取り、出題者の意向を取り入れた図面や、計画の要点等により出題者(採点者)にアピールすることが重要です。

また、昨年同様「注意事項」が発表されました。設計与条件(課題文)に対して解答内容(プランニング・作図)が不十分な場合は「重大な不適合」と判断されることになるので、出題者側の意向を実習課題を通して汲み取る訓練をしながら、練習を進めることが合格への王道です。


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