2025/12/01 配信の解答と解説
次の記述について、正しいか、誤っているか、判断しなさい。
- (1) 正しい
- 多雪区域外においては、積雪の単位荷重は、積雪量1㎝ごとに1㎡につき20N以上としなければならない。建築基準法施行令第86条2項。
- (2) 誤り
- 屋根の積雪荷重は、屋根に雪止めがある場合を除き、その勾配が60度以下の場合においては、その勾配に応じて積雪荷重に屋根形状係数を乗じた数値(60度を超える場合は0)とする。屋根形状係数は、屋根勾配が緩やかになるほど大きくなり、積雪荷重が大きくなる。建築基準法施行令第86条4項。
- (3) 誤り
- (2)の解説参照。
- (4) 正しい
- 風圧力は、速度圧(q)に風力係数(Cf)を乗じて計算しなければならない。建築基準法施行令第87条1項。
- (5) 正しい
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閉鎖型及び開放型の建築物の風力係数Cfは、外圧係数Cpeから内圧係数Cpiを減じて求める。
Cf=Cpe-Cpi
Cpe:外圧係数(屋外から当該部分を垂直に押す方向を正とする)
Cpi:内圧係数(室内から当該部分を垂直に押す方向を正とする)