資格・試験ガイド
建築設備士とは?
「建築士にアドバイスできる設備の専門家」
建築設備士
建築設備士は、建築設備全般(空調・換気、給排水衛生、電気等)に関する知識及び技能を有し、建築士に対して、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える高度な資格者です。
建物の設計・工事監理について建築設備士が関わった場合、建築士は、建築確認申請書等において、その旨を明示しなければならず、その業務は重要な役割を担います。
資格取得のメリット
設備設計1級建築士資格取得に
有利
1級建築士として5年以上の経験と、所定の講習の修了が必要な設備設計1級建築士の資格取において、設備設計部分の講義と修了考査が免除されます。
電気や機械専攻でも
1級建築士に
建築設備士として4年以上の実務の経験があれば、1級建築士を受験できるようになりました。その先には設備設計1級建築士になるための道も開けています。
エキスパートの
証明
技術の進化にともない建築設備の高度化、複雑化は進む一方。安全で快適な建物づくりに欠かせない専門スキルを有する資格のアピール力は絶大です。
試験概要
受験資格
- 大学卒業後、実務経験2年以上
- 短期大学、高等専門学校卒業後、実務経験4年以上
- 高等学校卒業後、実務経験6年以上
※他、専修学校(専門課程)等の詳細は、試験実施機関にご確認下さい。
- 1級建築士、1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士など、実務経験2年以上の資格者
- 建築設備に関する実務の経験のみの者、実務経験9年以上
※受験資格に関する詳細は、公益財団法人建築技術教育普及センターにて必ずご確認ください。
試験内容
第一次試験
学科 / 建築一般知識(27問)・建築法規(18問)・建築設備(60問)
第二次試験
設計製図 / 建築設備基本計画(11問)・建築設備基本設計製図(5問)
試験形式
第一次試験
3科目 105問 / 四肢択一(マークシート方式)
※2021(令和3)年以降の「第一次試験」(学科)に合格した場合、次の年から続く4回のうち任意の2回(同年に行われる「第二次試験」(設計製図)を欠席した場合は3回)について、「第一次試験」(学科)を免除することとします。
第二次試験
記述 及び 製図
実施概要
願書受付期間 |
|
---|---|
設計製図課題発表 | 令和6年5月下旬頃 |
試験日 |
|
合格発表 |
|
受験料 | 36,300円(税込)※他に、ネット受付事務手数料が必要 |
実施機関 |
公益財団法人 建築技術教育普及センター
【試験のお問い合わせ先】
センター本部/TEL:03-6261-3310 |
試験データ
年度 | 種別 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
R6年 | 学科 | 2,807 | 935 | 33.3% |
R5年 | 学科 | 2,726 | 818 | 30.0% |
製図 | 1,299 | 632 | 48.7% | |
R4年 | 学科 | 2,813 | 882 | 31.4% |
製図 | 1,111 | 516 | 46.4% | |
R3年 | 学科 | 2,900 | 950 | 32.8% |
製図 | 1,158 | 606 | 52.3% | |
R2年 | 学科 | 2,256 | 650 | 25.7% |
製図 | 916 | 379 | 41.4% | |
R元年 | 学科 | 2,800 | 749 | 26.8% |
製図 | 1,123 | 610 | 54.3% | |
H30年 | 学科 | 2,983 | 930 | 31.2% |
製図 | 1,242 | 646 | 52.0% |
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