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2021年 建築設備士二次試験 総評

総評

今年の設計課題は、「市街地に建つホテル」である。
設計対象となる建築物は、消防法施行令別表第1(5)項イに該当するホテルであった。
階の構成としては、地階が設備室や倉庫、1階が共用部のほか会議室、管理諸室、2階が会議室、レストラン、3階~9階が客室、10階が客室と浴室であった。

次表に、今年の『建築設備基本計画』と『建築設備基本設計製図』の出題内容を記す。

分野別の出題傾向と特徴

建築設備基本計画(記述、必須)
第1問 厨房の排気フードにおける排気ファンの有効換気量計算と排気フードの計画の要点
第2問 エントランスホールに設ける空調設備による快適な温熱環境を提供するための方法
第3問 客室に設けるファンコイルユニットの計画の要点
第4問 屋内排水通気設備における排水管の計画の要点
第5問 浴室の浴槽に設ける循環ろ過設備の処理フローとろ過器の計画の要点
第6問 スプリンクラー設備のスプリンクラーヘッドの計画の要点
第7問 事務室に設ける照明器具の配置に係る計画の要点
第8問 非常用の照明装置における照明器具の計画の要点
第9問 太陽光発電設備における太陽電池アレイの設置に係る計画の要点
第10問 コージェネレーションシステムにおける運転方式、排熱温水の有効利用の方法
第11問 地階設備諸室における空調、給排水、電気設備室の配置に係る計画の要点
      
建築設備基本設計製図(製図、選択)
空調 衛生 電気
第1問 外調機の能力表、FCUの台数、  
必要換気量計算、
送風機の機外静圧計算
機器表の計算    機器表、テレビ端子の出力電圧、
配線用遮断器の定格電流とケーブルの断面積
第2問 配管系統図 配管系統図 単線結線図
第3問
(共通問題)
ダクト図
第4問
(共通問題)
配管図
第5問
(共通問題)
照明器具の台数計算、照明等の配置図

(1)建築設備基本計画

必須問題である『建築設備基本計画』の記述問題は、11問出題された。
出題形式の特徴としては、昨年に引き続き設問ごとに具体的な対象について、要点を具体的にいくつ記述せよという形式である。
第11問目については、昨年と同じような地階設備室の配置計画に関する要点の記述が出題された。
また、今年の試験でも問題文の冒頭で、計画条件の1頁に記載している事項については、解答として記入しても評価の対象外となる旨が記されていた。

(2)建築設備基本設計製図

『建築設備基本設計製図』は、「空調・換気設備」、「給排水衛生設備」、「電気設備」の3分野から受験者が選択して解答する選択問題となっている。第1問と第2問がそれぞれの分野に特化した問題となっており、第3問~第5問が選択分野にかかわらず解答する共通問題となっている。

1)空調・換気設備

出題構成としては、第1問が外調機の能力表、FCUの台数、必要換気量、送風機の機外静圧等の計算問題、第2問が配管系統図という内容だった。
特徴としては、第1問において、外調機の能力表の計算問題およびFCUの台数計算が出題された点が挙げられる。

2)給排水衛生設備

出題構成としては、第1問が各種機器の計算問題、第2問が配管系統図という内容だった。
特徴としては、第2問において、中央式給湯設備の系統図を作成させる問題が平成29年以来で出題された点が挙げられる。

3)電気設備

出題構成としては、第1問が機器表、テレビ端子の出力電圧、配線用遮断器の定格電流及びケーブルの断面積等の計算問題、第2問が単線結線図という内容だった。
特徴としては、第1問において、配線用遮断器の定格電流及びケーブルの断面積等の計算問題が新規の内容として出題された点が挙げられる。

4)各設備(共通問題)

出題構成としては、第3問が空調設備のダクト図、第4問が浴室の配管図、第5問が照明器具の設計台数と器具の配置図という内容だった。
特徴としては、照明器具の設計台数を求める計算において、昨年にはなかった最大器具取付間隔に関する規定が復活した点が挙げられる。

合格発表日

2021年11月4日(木)


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