2025/07/04 配信の解答と解説
地業工事に関する次の記述について、適当か、不適当か、判断しなさい
- (1) 適当
- 一群の杭の打込みは、なるべく群の中心から外側へ向って打ち進める。逆に外側から中心に打ち進めると地盤が締まってしまい中心部分で打込みが困難になる。建築工事監理指針。
- (2) 適当
- プレボーリング工法では、掘削孔底深さと杭の設置深さとの差を余掘り量と呼び、杭の設置深さがその許容範囲を超える場合を「高止り」と呼ぶ。高止りは0.5m以下とする。JASS 4、建築工事監理指針。
- (3) 不適当
- セメントミルク工法は、アースオーガーによってあらかじめ掘削された縦孔の先端にセメントミルクを注入し、既製杭を建込む工法でアースオーガーヘッドは、杭径+100㎜程度とする。公共建築工事標準仕様書。
- (4) 適当
- 設置された既製杭の施工精度は、鉛直精度1/100以内、水平方向の心ずれ量は杭径の1/4かつ、100㎜以下が一般的な目安とされている。JASS 4。
- (5) 適当
- 継ぎ杭における下杭の打残しは、溶接の行いやすい高さとする。この高さは、溶接工の身長や作業習慣、あるいは足場の状況によって若干異なるが、地上1m前後が適当である。JASS 4。