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2021年 1級建築士 設計製図試験合格発表

2年連続で合格者の
10人に約4人は日建学院生でした!!

1級建築士 設計製図試験合格実績

□合格者の10人に約4人は日建学院生でした!

□日建学院の設計製図コース(P本科・本科)はオプション費用一切ありません!

  • ※上記数値に無料の役務提供者及び、模擬試験だけの受講生は含まれておりません。
  • ※2021年12月24日時点での速報値です。
  • ■全合格者3,765名中、1,407名が日建学院生でした。
  • ■日建学院の映像講義クオリティ・カリキュラム・サポート体制の高さが証明されました!

試験データ

  2021年 2020年
学科の
試験
設計製図の
試験
学科の
試験
設計製図の
試験
実受験者数 31,696人 10,499人
30,409人 11,035人
合格者数 4,832人 3,765人 6,295人 3,796人
合格率 15.2% 35.9% 20.7% 34.4%
総合 実受験者数 a 37,907人 35,783人
合格者数 b 3,765人 3,796人
合格率 b/a 9.9% 10.6%

※今年「学科試験」から受験した者と「設計製図の試験」から受験した者の合計です。

2021年 1級建築士設計製図試験の合格発表について

設計製図合格率 35.9% 
≪昨年より1.5Pアップ≫
最終合格率 9.9% 
≪昨年より0.7Pダウン≫

公表された合格基準等においては、例年に比べ「重大な不適合」に該当して、ランクⅣとなった受験者が30.9%、ランクⅢとなった受験者が26.9%と昨年の試験と同様に大変厳しい結果でした。

1.受験者答案の分析から見えてくる採点基準についての考察

下記の内容は、試験直後に受験者の方々に復元していただいた答案の計画内容を項目ごとに分析し、合否結果から想定される日建学院独自の分析です。

約100名のサンプル答案の合格率は48.0%でしたので、それを下回る数値の計画には、何らかの問題や減点、もしくは計画における難しさがあったものと考えられます。

はじめに、受験者が悩まれた「住戸数」、「住宅のアプローチ」、「ワーキングスペースの計画」についての合否結果については、下記のような分析結果になりました。

住戸の計画(○○戸以上の計画)について
住戸(最低限の個数) 受験者の割合 合格率 サンプル合格率との差
①要求数最低限
(標準解答①②)
77.0% 49.4% +1.4%
②要求数を超える 23.0% 30.4% -17.6

※標準解答例①②では、最低限の住戸数で計画。

住宅のアプローチ(風除室の向き)の計画について
法的採光 受験者の割合 合格率 サンプル合格率との差
①東側道路向き
(標準解答②)
56.0% 48.2% +0.2%
②西側道路向き 39.0% 51.3% +3.3%
③北向き
(標準解答①)
3.0% 33.3% -14.7
④南向き 2.0% 0.0% -48.0

※標準解答例①②では、集合住宅、カフェ及び学習塾は、東側道路(歩道付き)からのアプローチ。

ワーキングスペース(位置・採光)の計画について
計画場所 受験者の割合 合格率 サンプル合格率との差
①LDKの中
(オープン)
25.5% 56.07% +8.0%
②個室の中
(オープン)
41.8% 46.3% -1.7%
③独立した室 27.6% 44.4% -3.6%
④廊下(玄関ホール等)
の一部
5.1% 20.0% -28.0

※標準解答例①②では、LDKの中又は個室の中にスペースを計画。


なお、「その他必要な室等」として、標準解答例では、防災備蓄倉庫、トランクルーム、居住者用ワークスペース等を設けていますが、無駄な空間を無くし、建物形状を整形とするためのものであると考えられます。

2.試験機関から公表された「採点のポイント」と「採点結果の区分」

合格発表と同時に試験機関から公表された「採点のポイント」は次のとおりです。

  1. 空間構成

    ①建築物の配置・構造計画
    ②ゾーニング・動線計画
    ③要求室等の計画
    ④建築物の立体構成等

  2. 建築計画

    ①各住戸内の採光及び入居者のプライバシー等に配慮した計画
    ②要求室の機能性等
    ③図面、計画の要点等の表現・伝達

  3. 構造計画

    ①耐震性を考慮して計画した建築物の構造形式・耐震計算ルート等
    ②屋上庭園の構造の計画
    ③地盤条件や経済性を踏まえた基礎構造の計画

  4. 設備計画

    ①各住戸内の給排水計画
    ②各住戸内の給排気計画


  1. ※設計条件・要求図面等に対する重大な不適合
    • ①「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「面積表が完成されていないもの」又は「計画の要点等が完成されていないもの」
    • ②地上5階建てでないもの
    • ③図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
    • ④建蔽率が70%を超えているもの
    • ⑤容積率が300%を超えているもの
    • ⑥次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
    • 住戸A、住戸B、住戸C、共用室、エントランスホール、駐輪場(1)、学習塾、カフェ、駐輪場(2)、エレベーター、消火ポンプ室、受水槽室、電気室、PS、屋上庭園、駐車場、車椅子使用者用駐車場。
    • ⑦法令の重大な不適合等、その他設計条件を著しく逸脱しているもの

●採点結果の区分

  • 〔受験者の答案の解答状況〕
  • ランクⅢ及びランクⅣに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げることができる。
  • 設計条件に関する基礎的な不適合
    :「要求している主要な室等の床面積の不適合」
    「道路高さ制限への適合が確認できる情報の未記載」※図面に記入されていない
  • 法令への重大な不適合
    :「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設置」
    「防火区画(異種用途区画、面積区画、竪穴区画等)」、「道路高さ制限」等
    ※異種用途区画は、初めての出題

※その他、標準解答例①に記載された法令に関する内容

  1. 【延焼のおそれのある部分】建築基準法第2条第六号の規定により、建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に該当する箇所について、隣地境界線又は道路中心線から延焼のおそれのある部分までの距離を記入し、延焼ラインを破線で図示した。敷地が準防火地域に指定されているため、「延焼のおそれのある部分」にある開口部を防火設備とした。

    【防火区画】建築基準法施行令第112条第18項(異種用途区画)の規定により、共同住宅部分とその他の部分とを所定の基準に適合する床、壁又は特定防火設備で区画する必要がある。この計画では、セキュリティの観点から住戸部門とテナント部分の界壁には開口部を設けず、床及び壁により区画した。また、建築基準法施行令第112条第11項の規定により、竪穴区画部分の開口部を特定防火設備とし、階ごとに面積区画を行った。

    【道路高さ制限】本課題の敷地は、第一種住居地域で、斜線勾配は1.25、容積率は300%である。建築基準法第56条第1項第一号、第2項、別表第3の規定により、「前面道路の反対側の境界線から計画建築物の後退距離に相当する距離だけ外側の線」から水平距離25m以下の範囲において道路高さ制限が適用される。西側は建築基準法施行令第132条より、西側道路中心線から10m以内の範囲は道路幅員4m、それ以外の部分は道路幅員8mとして高さの算定を行った。

    【採光】各住戸の居室には居室の床面積の1/7以上の有効採光面積が必要である。この計画では、南面はバルコニー外面から隣地までの距離を7m以上確保し、北面は廊下外面から隣地までの距離を7m以上確保することで、採光補正係数を1として採光計算を行った。

上記のように法令〔「延焼のおそれのある部分」、「防火区画(異種用途区画・面積区画・竪穴区画)」、「道路高さ制限」、「採光」の考え方についても記載されていましたので、今後の試験においては、内容を十分に理解して解答する必要があることを示唆しています。


続いて、平成29年~令和3年までの「採点結果の区分(ランク分け)」を示します。

ランクⅠ:「知識及び技能」を有するもの
ランクⅡ:「知識及び技能」が不足しているもの
ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクⅣ:設計条件及び要求図書等に対する重大な不適合に該当するもの

「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

不合格者の内訳として、ランクⅡが少なく、ほとんどの不合格者は、ランクⅢ・Ⅳに区分されています。この「採点基準」が試験対策の要となるわけです。

3.学科合格者と学科免除者の設計製図試験合格率の比較

令和3年から平成28年までの「当年度の学科合格者」と「学科免除者」の設計製図試験合格率は次のとおりです。

  全国
合格率
①当年の学科合格者の
合格率
②学科免除者の合格率
(前年/前々年学科合格者)
②-①
合格率
の差
合格者
/受験者
合格率 合格者
/受験者
合格率
R3
35.9% 1,342名
/4,288名
31.3% 2,423名
/6,221名
39.0% 7.7%
R2
34.4% 1,809名
/5,661名
32.0% 1,987名
/5,374名
37.0% 5.0%
R元
35.2% 1,696名
/5,542名
30.6% 1,875名
/4,609名
40.7% 10.1%
H30
41.4% 1,683名
/4,584名
36.7% 2,144名
/4,667名
45.9% 9.2%
H29
37.7% 1,564名
/4,793名
32.6% 1,801名
/4,138名
43.5% 10.9%
H28
42.4% 1,582名
/4,101名
38.6% 2,091名
/4,552名
45.9% 7.3%

4.令和4年 設計製図本試験対策

近年、採点方式が大幅に変更され、法令等を中心に厳しい採点が行われています。今後の試験においては、減点項目を十分に理解し、減点を最小限に抑える図面を完成させることがポイントです。

  1. 法令遵守

    建築基準法令に適合した建築物の計画〔採光、建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画(異種用途・面積・竪穴区画)、避難施設 等〕については、特に重要な要素です。

  2. 低層建築物及び基準階建築物のエスキス手順の理解

    課題テーマは、「低層建築物」と「基準階建築物」の2つに大別することができます。
    近年は、建築物の階数が公表されなくなりましたが、集合住宅等の基準階建築物と、図書館、コミュニティセンター等の低層建築物のエスキス手順は異なります。
    早期からどちらの手順についても、実践課題を通してマスターすることが必要です。

  3. 記述対策

    受験者答案分析から、「記述」も合否を左右する重要な要素です。
    近年の試験では記述の他、イメージ図を必ず記入して解答する等、より専門的な知識を求められるようになっています。要点をまとめ、適切に記入する能力を養成することが合格への絶対条件です。

  4. 試験対策

    基礎構造の計画、天井等落下防止対策、環境負荷低減(パッシブデザインを含む)の取り入れ等については、今後の試験においても設計者として、常に知識を求められます。
    考え方を理解し、図面に反映させることがポイントです。


令和4年 対策ガイダンスのお知らせ

合否を分けたポイントについて、「グリッド計画」「ゾーニング」「法的規制」「断面構成」「設備計画」「構造計画」等、15項目程度の分析と採点基準についての考え方の説明を行っています。
この結果を把握して今年度合格に向けて学習することが重要です。各校で実施します「令和4年度設計製図試験対策ガイダンス」で、詳しく説明いたしますので、是非多くの方のご参加をお待ちしております。


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