試験結果
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
平成30年度 | 15,145人 | 5,619人 | 37.1% |
※「臨時試験」の受験を含めた数値
平成30年10月14日(日)及び臨時試験平成30年11月11日(日)に実施されました1級建築施工管理技士、「実地」の合格率が発表されました。
今年度の実地試験全国合格率は、前年対比プラス3.6ポイントの37.1%と、昨年(33.5%)を少し上回る結果でした。
合格基準点
合格基準は、「得点が58%以上」【合格基準】の補正がされています。
臨時試験「得点が60%以上」
総評
今年の1級建築施工管理技術検定実地試験の全国合格率は、37%台という厳しい合格率で近年この傾向が続いております。特に、問題5では、例年出題されていたバーチャート工程表が、ネットワーク工程表とバーチャート工程表との融合問題として昨年と同じく出題され出題傾向が大きく変化しています。このことを踏まえて、施工経験記述以外の問題の受験対策も大変重要となります。この実地試験が学科試験合格者と1級建築士合格者の学科試験免除者を対象に実施されていることを考えると、かなり厳しいものです。今後も実地試験重視の傾向は続くものと思われます。
建設業界にとって技術者不足問題は、深刻な状態が続いています。建設技術者・技能労働者の高齢化問題と若手入職者の減少を抱える建設業界ですが、一方で、震災復興事業や東京五輪開催等による建設需要の増加により、1級建築施工管理技士の活躍の場は広がっています。また、企業は、優秀な技術者の確保・育成が急務となっており、今後も監理技術者となれる1級建築施工管理技士資格は、ますます需要が高まることが予想されます。
難関試験を突破された合格者の皆様には、新たなリーダーとして業界への寄与を期待します。
今後の試験でも同等レベルの出題と判定が継続されると考えられますので、残念ながら合格を逃した方は、なるべく早い時期からの受験対策をたてることをお勧めします。
プレゼント
平成30年度 実地試験問題・解答参考例+傾向分析
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過年度「施工経験記述」出題項目
年度 | 経験記述出題項目 |
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29年度 |
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28年度 |
あなたが担当した工種において実施した品質管理活動の事例を2つあげ、次の①から③についてそれぞれ記述。
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27年度 |
あなたが計画し実施した建設副産物対策のうちから発生抑制について2つ、再生利用について1つあげ、次の①から③の事項についてそれぞれ具体的に記述。
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26年度 |
設計図書などから読み取った要求品質を実現するために行った品質管理活動を2つあげ、次の①から③について具体的に記述。
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25年度 |
あなたが経験した建築工事のうち、品質を確保した上で施工の合理化を行った工事について、あなたが担当した工種において実施した、施工の合理化の事例を2つあげ、次の①から④について、それぞれ具体的に記述。
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24年度 |
工事において実施した、発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分の建設副産物対策から、異なる対策を3つ選び、それぞれ①から④の事項について具体的に記述。
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23年度 |
あなたが経験した建築工事のうち、発注者からの要望や設計図書等で要求された品質を実現するために品質管理活動を行った工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。
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22年度 |
あなたが経験した建築工事のうちから、品質を確保した上で施工の合理化を行った工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。
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21年度 |
あなたが経験した建築工事のうち、建設副産物対策(発生抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分)を実施した工事を1つ選び、工事概要を記入した上で、次の問いに答えなさい。 [工事概要]工事名、工事場所、工事の内容、工期、あなたの立場
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