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女性建築士の割合はどのくらい?
メリットや年収、子育てや結婚との両立について徹底解説

建築士という職業に憧れる人も多く、男女問わず、建造物を設計する建築士になりたいと思う人もいるのではないでしょうか。

また、女性であれば、建築士の中に女性の割合はどのくらいいるのか、気になる人も多いでしょう。

本記事では、建築士に興味を持っている女性の方向けに、女性建築士の現状や女性建築士の働き方について解説します。


目次


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女性建築士の割合はどのくらい?

建設業における女性従事者の割合は、2018年は20.5%、2019年で19.4%、2020年には30.5%であり、全体のおよそ3割程度まで増加しています。

2021年の8月時点で建設業に従事している女性の数は81万人という数値も出ています。

この中でも、合格の難易度が特に高い一級建築士における女性の割合は、どのくらいなのでしょうか。


一級建築士の女性の割合

一級建築士女性建築士の割合は、全体の約13.8%です。
建設業全体の20%程度と比べても、さらに割合が低くなっています。

このように、建設士、特に一級建築士は少なく、男性が多いことがわかるでしょう。

参考:さくらい暮らしデザイン「女性建築家」より


女性建築士の需要とは?

建築士全体として需要が高まっているため、必然的に女性建築士の需要も今後は高まっていくと考えられます。

現状、女性建築士が少ない理由は、女性建築士が必要とされていないからではありません。

建築業界の慣習として男性の建築士が多くなっていることが大きな原因と考えられるでしょう。


建築士全体として需要が高い

「国土交通省 建築行政に係る最近の動向」によると、60代だけで全体の1/3を占め、50代を合わせると約半数になります。

一方で、20代や30代の一級建築士は極めて少なく、20代は全体の1%にも満たしません。

建築士の高齢化が進んでいることから、今後建築士の人数は減少していくことが考えられます。

このため、男女問わず実力と実績のある建築士が評価されるでしょう。

特に、女性は男性と比べて人数が少ない分、女性ならではの視点を活用できる強みがあるため、女性建築士の需要は高まることも想定できます。


年齢 人数 全体に占める割合
20代 1,295名 1%
30代 15,528名 11%
40代 33,074名 24%
50代 37,128名 26%
60代 40,987名 29%
70代 11,413名 8%
80代 1,339名 1%
90代 46名 1%未満

参考:国土交通省
「建築行政に係る最近の動向(P50)」より

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女性建築士の年収・収入

女性建築士になった場合、一般的にどのくらいの収入を得ることができるのでしょうか。

厚生労働省が発表している「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、一級建築士の場合、男性は、年収約653.5万円、月収が43.2万円に対し、女性は年収約560.9万円、月収が36.3万円です。

一級建築士は、特に難易度の高い国家資格であるため、男女ともに日本の平均年収や中央値よりは高くなっています。

また、一般的に女性の一級建築士よりも、男性の一級建築士の方が給料が高くなっていることがわかります。

女性の方が男性よりも一級建築士の登録人数が少ない分、平均年収を引き上げるような経験値の豊富な一級建築士、著名な一級建築士の数が少ないことも考えられるでしょう。

このため、女性の一級建築士であっても、実績や実力があれば、男性の一級建築士の平均年収を超えることが可能です。

参考:スタディサプリ進路
「建築士の気になる?年収・給料・収入」より


女性建築士の服装について

女性建築士の服装は、比較的自由であることが多いです。

オフィスカジュアルに近く、アクセサリーなどもつけて出勤している女性建築士もいます。

一方で、注意するべき点が2つあります。


清潔感のない印象を与える服装は避ける

一つは、派手すぎて清潔感のない印象を与える服装は避けることです。

建築士は、設計に関して顧客と打ち合わせをしたり、設計を手がける建築会社とすり合わせをしたりと、様々な人と交流する機会がある職種です。

このため、人によって印象が分かれてしまうような個性的な服装や、派手な服装は避けましょう。


動きやすい服装をする

もう一つは、動きやすい服装をすることです。

建築士は、実際に現場の下見に行ったり、工事の進捗を確認したりと、現場に触れる機会が多い職種です。

このため、動きにくい服装をしていると、仕事に支障を来すことがあります。

反対に、派手すぎず、動きやすい格好であれば、細かい服装の制限はないことが多い職場であることから、女性も働きやすいでしょう。



女性建築士の強み・メリットについて

続いて、女性建築士ならではの強みについて、解説します。


強み・メリット①:
家事や育児の経験を活かした提案ができる

一つ目は、家事や育児の経験を活かした提案ができるということです。

特に、戸建て住宅の設計などで役に立つことが多いです。

近年、家事や育児をする男性は増加傾向にありますが、出産は女性しかできないため、妊婦の気持ちを考えた戸建てデザインなどの観点で、女性建築士が有利になるでしょう。このように、家事や育児の経験を活かした提案ができるという点で、女性建築士は男性建築士と比べて差別化することができるのです。

また、戸建て住宅の設計は、建築の仕事の中でも最も多い案件になるため、こうした強みを活かして独立する女性建築士もいます。


強み・メリット②:
女性向けのデザインに力を発揮できる

戸建て住宅以外にも、ネイルサロンや脱毛サロン、美容院に下着店など、女性が訪れる頻度の高い店舗などのデザインにも、女性ならではの観点から強みを発揮することができます。

例えば、下着店であれば、実際に顧客の気持ちを理解している女性であれば、「店舗の外からこの部分は見えない方が嬉しい」などのアイデアが、スムーズに浮かびやすいでしょう。

このように、女性の建築士であることが、女性の顧客視点を取り入れた設計、デザインをしやすくなるのです。

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女性建築士が仕事をする上で大変なことは?

女性建築士ならではの強みとして、女性目線での設計やデザインが挙げられますが、一方で、女性建築士特有の、大変な部分もあるでしょう。

では、女性建築士が仕事をする上で大変なことは、何なのでしょうか。


体力・精神力

建築士は、設計やデザインをするだけではなく、実際に工事現場に出向き、工事がスムーズに進んでいるかを確認する役割があります。

このため、一般的に体力で男性よりも劣ることの多い女性は、大変な思いをしやすい可能性があります。

また、裁量労働制である場合もあり、体力的・精神的に大変だと感じることもあるでしょう。


男性社会でのコミュニケーション

建設業界での女性の割合は約20%、一級建築士の登録者のうちの女性の割合は、約13%です。

このように男性の多い業界で、女性が上手くコミュニケーションをとって立ち回るのは簡単なことではありません。

男性社会ならではの業界で女性が働くことが、女性建築士の大変な点です。

男女の差がなくなってきている傾向があるとはいえ、0になっているわけではないため、男性社会で差別を受けないように注意することも大切です。


結婚・子育てとの両立

女性だけが、家事や子育て行っているわけではありませんが、現状も、結婚や子育てで女性に負担がかかりやすい状態です。

特に、出産をする際は、どうしても産休を取る必要があります。

このように、結婚や出産、子育てと、仕事を上手く両立することは、男性よりも女性の方が大変でしょう。

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まとめ

建築業界は、女性が少ない業界です。
建設業界での女性の割合は約20%、また、一級建築士の登録者のうちの女性の割合は、約13%しかありません。

このような業界でキャリアを築く場合、結婚や子育てとの両立や、男性社会でのコミュニケーションなど、大変なポイントが多くあります。
一方で、女性が少ないからこそ、女性という強みを活かせる部分も多くあり、やりがいのある職種であることがわかります。

また、少子高齢化により、建築士の人数が減少し、今後の建築士の需要が高まることも考えられます。
これにより、女性建築士の需要も高まるため、さらに女性建築士を目指すのも良いでしょう。

建築士は、プロのサポートを活用し、効率的に試験対策を進めないと、合格することが難しい資格です。
女性建築士を目指す方は、建築士試験対策のノウハウを保有しているプロの講座やアドバイスを取り入れて、試験までの対策を行うのが有効です。


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